
口からすぐ「やばい」を出しちゃう人いますよね。
私はあの「やばい」という言葉が嫌いなので使いません。
かれこれ200日近くnoteを毎日書いていますが「やばい」という言葉を使ったことは一度もありません(おそらく)明日もあさっても使わないでしょう。
なにかの状態であることを「やばい」と表現しますよね。
「おいしい」も「まずい」も「すごい」も「こわい」も「びっくりしてる」も「よい」も「悪い」もなにもかも「やばい」で表現されたりします。
口から出た「やばい」はその背景をすべて消してしまう気がします。
「おいしい」のかわりに「やばい」が出てしまうとどんなふうに美味しいのか、甘いのか辛いのか酸っぱいのかが見えなくなります。
だって表現する必要がなくなってしまうので。
やばいは「具体的」に語ることをなくしてしまいますね。
脳みそとしては簡単です。ぼやかして表現して終わらせることができるので。
春は明け方がやばい
夏は夜がやばい
秋は夕暮れがやばい
冬は早朝がやばい
そうではなくて「どんなふうに」という具体的なところにことばの味がでてくるのに。
特に小説を書きたいとか評論を書いてみたいとかnoteで読まれる文章を書いてみたいと言う人には本当に「やばい」を使わない、と決めるのをおすすめします。
その「やばい」を埋める具体的な言葉や文章の流れを考えることが日本語のレベルを上げるコツではないかなと。
脳みそも「どんな言葉を当てることで今の心境や状態を表現することができるかな」とフル回転してくれるでしょう。
もし勉強真っ盛りのお子さんがいるご家庭なら子供が「やばい」を使った瞬間に「どんなふうに?」「何を」「もう少し詳しく」と聞いてあげると表現力のトレーニングになります。親も大変ですが(笑)
「理系だから」と日本語をおろそかにされる方もおられるようですが、理論的に考えるときに日本語が大事です。
国語がわからない人は文章題のしょうもないところでミスします。文系じゃないから理系でもなければ文系だから論理的な思考をしなくていいわけでもありませんので。
それでも「やばい」使いますか?やっばー(笑)

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