最近新聞を読むようになった

この夏の終わりくらいから夜コーヒーを入れ直す22時頃、新聞を読むようになりました。飲みながらいろんな記事をパラパラ。

ほら、ネットニュースってまず「興味」ありきじゃないですか。タイトルがパパパって並んでいるのを見て「お、それ興味ある」って見に行くから。

興味があるものを見に行くだけでそれ以上の広がりって無いんですよね。
Amazonとか楽天で本を買うのと同じ。今の自分以上のものは拾えない。

でも新聞って「自分に関係ない」ことまで載ってます（そらそやろ）。
子供の頃はテレビ欄で面白そうな番組を必死で探して、次のページで4コマ漫画を読んだらおしまい、だったけどもう漫画読まないもの。
（そこでおとなになった自分を感じるというのもねぇ）

本屋さんに入って雑誌からビジネス書、歴史書、小説にあれやこれやと色んなところに行ってパラパラページをめくってみるのと似てる。そこらじゅうから本が「おいでおいで」してるように新聞の記事もタイトルが上手につけてあって「おいでおいで」してくる。

どこどこで火事があったよ、とか正倉院展が始まるよ、とか県内の倒産が増えてるよとか「さっきまで自分に関係がないこと」がずらずら出てくる。

まるで興味がわかないスポーツ欄などをちょっと飛ばしたりもするし、人生相談の先生に「いや先生その突き放した言い方はどうなん」と思ったり。こんな本がベストセラーになってるんだへぇぇとか。

昔とあるジャーナリストの講演を聞きに行ったことがあるんだけど、新聞を読むなら国内の記事なんてどうでもいい、海外の記事からAFP通信とかロイター通信とか海外の情報を掴めなんて言われた記憶がありますよ。そうそう、落合陽一さんのお父さん、落合信彦さんですよ。

その講演のときまだ高校生で、授業が終わってすぐ会場に駆けつけたから学生服のまんまで聞いてて。
最後の方に落合さんが「学生服を着た若者が足を運んでくれて嬉しい」みたいなことを言ってくれてほんと嬉しかったなぁ（お礼に本3冊買った）。

来年の2月で新聞の契約が切れるから妻は「もう新聞なんていいんじゃない？」とも言うのだけど、意外と今になって良さに気づいたりして。

ゴシップみたいなネットニュースも面白いかもしれないけど、新聞には新聞の良さがあるのでぜひ見てみてくださいね。