美術展・展覧会

「京のかたな」展を見に行ってきました。章立てと国宝を紹介します

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圧倒的ボリューム!!!観覧時間は多めに!!

名古屋で和田裕美さんのセミナーに参加し、心晴れ晴れ。そのまま名古屋でゆっくりしようとも思ったんですが、前日にこんなチケットを実家でもらってしまったんですよ。

京都国立博物館(京都駅から近い方、三十三間堂の前です。平安神宮の横は京都市美術館なのであしからず)でもう始まっている「京のかたな」展。

これいきたいなあと思っていたんですよ。秋の開催で仕事が忙しいし日曜日どこかで行こうかなと。そしたらまさか「行ってくるか?」とチケットをもらえるなんて。

せっかくの機会なので土曜日の有給日に行ってしまおうというのが今回の休日の2つ目のミッションです。

名古屋駅まで全力で行き新幹線に乗ったのが16時45分くらい、30分少々で京都駅に到着です。

普段住み慣れた街なので「ただいま」という気分なのですが、それもそこそこに国立博物館に向かいます。

バスに乗れば10分少々、国立博物館に到着です。チケットにも書いていますが金曜日と土曜日は閉館時間が20時になるとありました。その時間なら人も少ないだろうしゆったり見れるのでは。その思いはあとでガラガラと崩れる羽目になりました・・・。

美しい入館

とりあえず博物館に入館です。

今回は荷物が多かったのでミラーレスは家に残していきました。iPhone7でもこれくらい撮れるのですね美しい。さて、会場の前です。

平安時代後期から発展していく京の都での刀づくり。すっかり暗くなっているしのんびり見て帰ろうと思ったのですが・・・

まさかの大混雑。

混雑ぶりに驚いた

観覧は時代ごとに分けられています。始まりは平安時代後期、京のかたな発祥のころから。

そしていきなりひときわ目立つ360度から見ることが出来るガラスケースの真ん中にスラリと横たわる細身の刀。

国宝 銘三条 名物三日月宗近

国立博物館所蔵のものは今オンラインで見ることができます。「e国宝」というサイトなのですが。

太刀 銘三条(名物三日月宗近)

正直私は日本の刀にそれほど造詣があるわけではありません。お寺に参拝したときに宝物殿があればちょっとのぞいてみたり、京都には私営の博物館があったりするのでちょっと拝観させてもらったりする程度です。

しかしこの三日月宗近は美しかった。腰のあたりはギュッと強く反っていて、先に行くとサラリと真っすぐ。いきなりこれを見せられると後が続かないのではないか、と一瞬思ったのに。

あとで国宝だけさっとまとめて書きますが、前期後期あわせると実に200近い刀が並ぶという圧巻。そして8割以上が女性という驚きと単眼鏡で本気で見ている人の多さ!

単眼鏡というのこういうものです。

ひょうご歴史ステーションさんのサイトに刀剣を見るための基礎知識というものがあるのですが、それがすごくわかりやすい。

刀というのは様々な姿があるのですが、特に面白いのが表面に浮き出る模様。鍛え肌などというようですが、それらを単眼鏡で見る女性。見える角度を探して女性が顔を上げたり下げたり真剣な眼差しです。

さきほどの三日月宗近も刃文に三日月の形が見えるから名付けられたのだとか。気品を感じる・・・。

そうして順路どおり見ていきます。章立てだけご紹介しましょうか。

  1. 第一章 京のかたなの誕生(平安時代後期)
  2. 第二章 後鳥羽天皇と御番鍛冶(鎌倉時代前期)
  3. 第三章 粟田口派と吉光(鎌倉時代前期ー中期)
  4. 第四章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期ー後期)
  5. 第五章 京のかたなの苦難(南北朝時代ー室町時代中期)
  6. 第六章 京のかたなの復興(室町時代後期ー桃山時代)
  7. 第七章 京のかたなの展開(桃山時代ー江戸時代前期)
  8. 第八章 京のかたなと人びと(江戸時代中期ー現代)

時代を追いながら京で生まれた刀、流派、流れを楽しんでいくわけです。無銘刀あり、国宝あり。人の流れは止まらず、有名な刀のまわりは何重もの人が行列を作って最前列から見ようとしています。なるべく私も並んで間近で見たい。そう思いながら一本一本の解説をみながら楽しんでいたのですが・・・

まさかの時間押し

18時ごろに見始めて19時過ぎ、三章に入る手前あたりだったでしょうか、係員の方から声がかかります。

閉館は19時30分となります。売店も19時30分で終わりますので急いで下さい、的な。

いやいやいやいや、20時閉館じゃないんですか?でも19時30分とのアナウンスがあった以上見終わらなくてはいけません。

急ぎソファーに腰掛けると出品一覧をまじまじと眺めます。優先度を決めてとりあえず見よう、時代どおりに見ていたら最後絶対に見られなくなる。

国宝をまずチェックしたあと次に重要文化財クラスのもの。すると国宝は前半に集中していることに気づいたので五章以降は流し見でも良いかという判断をしました(これが良かった)。

おそらく休日の昼間はもっと多くの人が来場しているでしょう、完全にすべてを最前列で見たら4-5時間は覚悟したほうがいいかも。それくらい熱心な方が多いです。

特に女性で「刀剣乱舞」ファンの方でしょうか、熱心すぎて離れず一部怒られているかたもおられました。熱心に見るのは構いませんが周りの方に迷惑をかけるのは慎みたいものです。

国宝の名刀を並べてみる

行こうかなと思っている方で「どんな刀が揃っているか」は気になるところ。すべて紹介するのはかなり大変なので、国宝だけとりあえずまとめてみます。先ほどの章立てと一緒に見てみてください。絵画や絵巻物なども一部ありますが、ここでは刀だけにしておきます。

なお、「前期のみ」「後期のみ」は前期(9/29-10/28)、後期(10/30-11/25)のみの展示になりますので注意してください。

第一章 京のかたなの誕生(平安時代後期)

  • 太刀 銘三条(名物三日月宗近)

第二章 後鳥羽天皇と御番鍛冶(鎌倉時代前期)

なし

第三章 粟田口派と吉光(鎌倉時代前期ー中期)

  • 太刀 銘久国
  • 太刀 銘則国
  • 短刀 銘吉光
  • 短刀 銘吉光(名物後藤藤四郎)

第四章 京のかたなの隆盛(鎌倉時代中期ー後期)

  • 太刀 銘定利
  • 太刀 銘国行(号明石国行)前期のみ
  • 太刀 銘来孫太郎作(花押)
  • 太刀 銘来国俊 前期のみ
  • 小太刀 銘来国俊 後期のみ
  • 短刀 銘来国俊 前期のみ
  • 短刀 銘来国俊 後期のみ
  • 太刀 銘来国光 前期のみ
  • 太刀 銘来国光 後期のみ
  • 短刀 銘来国光(名物有楽来国光) 前期のみ
  • 短刀 銘来国次
  • 短刀 銘備州長船住景光 前期のみ

第五章 京のかたなの苦難(南北朝時代ー室町時代中期)

  • 短刀 銘国光(名物会津新藤五)
  • 刀 金象嵌銘長谷部国重本阿(花押)(名物圧切長谷部)

第六章 京のかたなの復興(室町時代後期ー桃山時代)

第七章 京のかたなの展開(桃山時代ー江戸時代前期)

第八章 京のかたなと人びと(江戸時代中期ー現代)

ここまで国宝をまとめてみたのですが、重要文化財クラスでもまぁ名前の通っているものの多いこと!

  • 号五虎退
  • 藤四郎いろいろ
  • 村正
  • 正宗

普通に並んでいます。恐ろしいです。ここまでよくも揃えたものだと本当に感心しました。骨喰藤四郎は以前見たことがあるので後期のみですがまたの機会に。

北野天満宮に重文の鬼切丸があるのですが、今回は見送られたようですね。ここ、なんと実物を写真撮影可能なのでいつか見に行ってみてください!

魂を吸い取られるような力強さがありました。京都へおこしの際は是非。

閉館・・・

そして時間はあっというまに閉館時間に。

売店で最後に目録を買おうとおもい立ち寄ると「売り切れ」とのこと。えええ。

申し込みすると送ってくれるとのことだったのですが、なんだか拍子抜けしてしまいもういいか、という気分になりました。

人気出るのわかってるんだしちゃんと用意しておいてほしかったです(10月14日に入荷した模様です)入荷状況等は公式Twitterでチェックできるので、事前に「今日行ったら売ってるか」を見てから行くのも手かもしれません。

と、ここまで書いてからあることに気づきました。「出品一覧・展示替予定表」、pdfで載ってるやん・・・

「出品一覧・展示替予定表」

最後までこのページを読んでいただいた方、ラッキーですね(チェッ!!!!)

なお、先ほど紹介した国立博物館所蔵の「e国宝」では他にも絵画や彫刻、建築など大量の国宝が載っています。是非チェックしてみてください。

そして空腹・・・

時間は19時半、家に帰るまでに空腹で倒れそうだったので京阪の七条駅から京阪電車で三条駅へ。晩御飯を食べて帰ることに。

第一希望はいきなりステーキだったんですが、あまりの人の多さに諦めてラーメンを食べて帰ろうと。三条河原町の交差点のところに横綱があるんですよ。

お腹いっぱい・・・ごちそうさまでした。店員さんも元気よくて気分がいいんですが、なんでこの店あんまりはやってなかったんだろう不思議。

こんな休日の過ごし方、本当に楽しいです。またどこか行ってみようと思います!

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