紐をきつく縛ってもずれてくるベロ(タン)をどうにかしたい
CONVERSE のハイカットを愛用しています。履いて歩いていると、ふと足元を見たときに必ずと言っていいほど起きている現象があります。それが「ベロ(タン)が外側にずれて落ちてくる」問題です。スニーカーでも起こる人が多いですよね。
履いた直後はまっすぐなのに、歩いているうちに外側へスライドしてしまう。歩きづらいほどではないものの、なんとなく気持ち悪い。そこで、原因と対策を改めて考えてみました。
ガニ股で歩くから? → 違いました
会社で話していたところ「がに股で歩くと変な力が加わってずれるんじゃない?」と言われました。しかし私はガニ股ではありません。かかとから着地してまっすぐ前へ進む歩き方です。
靴底の減り方も偏りなし。さらにハイカットを履く女性に聞くと「私も外にずれるけど私は内また」とのこと。歩き方のクセが原因という説は薄そうです。
紐を締めていない? → これも違う
「紐がゆるいからだよ」という意見もありましたが、私はかなりしっかり締めています。それでも気づくと外にずれている。不思議です。
実際、ずれたところで歩行に支障はないのですが、できれば真っ直ぐがいい。より原因らしいものを探ることにしました。
一番の原因:ベロ(タン)の薄さ
ハイカット特有のベロの薄さが最大の原因ではないかと考えています。布一枚の薄いベロは形を保ちにくく、歩行による微妙な力で外側・内側へ動いてしまうのです。
スニーカーでも起こりますが、ハイカットはベロが長いためズレ量も大きくなりやすいですね。
現状すぐできる対策としては「見つけたら直す」くらいしかありませんでした。
2017年、CONVERSE 100周年モデルが改良されていた!
2017年、ALL STAR が100周年を迎え、記念モデル「ALL STAR 100」が発売されました。当初はバーガンディー・ダークティール・日本オリジナルカラーなどが中心でしたが、次第に定番色も揃いました。
- ブラック
- レッド
- ホワイト
- ネイビー
- レモン
そしてこのモデル、実は大進化していたのです!
主な改良ポイント
- アンクルパッチがメタリックブルーで高級感アップ
- 擦れに強いヒールラベルにコーティングを追加
- CONVERSE オリジナルの滑り止め「TractionSole」を強化
- 着脱可能な「REACT」カップインソールでクッション性と通気性UP
- 撥水加工シューレース、コーティングされたアイレットで汚れにくい
- 抗菌防臭加工の3層ライニングでフィット感向上
- そして最大の進化:メモリーフォーム内蔵のシュータン!
この「メモリーフォーム入りシュータン」が超重要。薄い布1枚だったベロが分厚くなり、甲のフィット感が劇的に向上。これなら外側にずれる現象はほぼ起きないはずです。
買いました!
調べているうちに欲しくなり、つい買ってしまいました。普段は 26cm(7サイズ)ですが、レビューで「生地が厚いのでワンサイズ上が良い」とあったので 27cm(8サイズ)に。
ベロはこんなに分厚い!

今持っている靴をカスタムしてズレを防ぐ方法
100周年モデルは魅力的ですが、今使っているハイカットやスニーカーをどうにかしたい人もいるはず。そこで簡単にできるカスタムを紹介します。
カンタンなカスタム案
- わざと外側にずらして V カット風の“味”として履く
- 内側のシューホール付近を一箇所だけ縫い付けてベロを固定
- ベロに小さな切り込みを入れ、紐を通すガイドを作って動かなくする
※スニーカーは最初からベロに紐を通すループが付いているモデルが多いですね。
最後に
ベロのズレ問題を書いているうちに新しい靴を買ってしまいましたが、結果的に快適で満足しています。縫って固定する方法は後処理が大変なので、まずは紐を適度にしっかり締めるところから試してみてください。




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