自転車で通勤や旅行をするにはサイドバッグ(パニアバッグ)が便利過ぎる

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パニアバッグはリュックやバッグの暑さ、重さを一気に解消する

自転車で通勤(往復で約15km)するようになってはや7年が経ちました。

夏の暑い日も冬の寒い日も土砂降りの日もカンカン照りの日もほぼ毎日自転車通勤です(さすがに雪の日は妻に送ってもらいますが)。

弁当を入れたり着替えを持っていったりするため、バッグはそこそこ大きなものが必要で、これまでメッセンジャーバッグを使ったりリュックを使ったりしてきました。

ところが。

仕事で首を痛めてしまい首ヘルニアと診断されたのですが、自転車に乗るときの姿勢が辛いのと、リュックやバッグを背負うと患部にあたって痛みがひどくなりました。

リュックやバッグを背中に背負うのが厳しいなら荷物は自転車に取り付けたらいいのではと思い、サイドバッグを取り付けることにしました。今ではそれを使って自転車キャンプに出かけたりもします。

ビジネスバッグを自転車に積みたい、ということであればパニアバッグの中にビジネスバッグを収納するか、ビジネスバッグを自転車に固定する方法を考えるかになります。のちほどまとめてみます。

パニアバッグとは後輪の両サイドにつけるバッグのこと

自転車の後部荷台に取り付けるバッグのことを総称してパニアバッグ、またはサイドバッグと呼びます。

パニアバッグはパニアとバッグを合わせた言葉で、もともと馬やロバなどに荷物を積むための鞍につけたカゴをパニアと言ったことからそう呼ぶようになりました。

パニアバッグと呼んだりサイドバッグと呼んだりすることもあります。

自転車で旅行に行く人などは自転車の前後にパニアバッグをたくさんとりつけて衣服を入れたりテントなどをくくりつけて走っていたりします。

仕事に行くときはトートバッグに弁当や財布などを入れておき、それをそのままパニアバッグの中に放り込むバッグインバッグのような使い方になります。いろいろ試してみたのですがそれが一番使い勝手が良かったです。

最近では自転車に乗ってキャンプにいくのでテントなどをくくりつけ出かけています。

ざっくりですがおおよそ20キロ超の荷物を積み込み70kmくらい離れたキャンプ場に行きましたが本当に楽しかったです。

このキャンプではパニアバッグに料理道具やキャンプグッズを積み込んで走るのですが、通勤や通学でたくさんの荷物を積む方はリュックなどを使わずパニアバッグをおすすめします。

そう、パニアバッグ通勤はメリットがたくさんあるのです。

パニアバッグ通勤のメリットとは?

自転車に乗るのにリュックを背負えば荷物は持てるし、ちょっとハンドルに引っ掛けても運ぶことはできるでしょう。

でも私がパニアバッグを強くおすすめする理由はメリットとデメリットを見てもらえば分かると思います。

メリットとデメリットを考えると「メリットのほうが大きい!」と思いました。

パニアバッグをつけるメリットとは

  • 背負わないので肩や背中の痛みや暑さから完全に開放され身軽で涼しい
  • 走行時の安定性が高い(リュックやバッグなどは高い位置にあるためふらつきやすい)
  • 前カゴに荷物を入れるとハンドルが取られやすいがパニアバッグは運転しやすい
  • ノートパソコンなどの重い荷物を楽に運ぶことが出来る
  • 自分が身軽になるため振り向いたり体を捻るような後方確認などがしやすくなる

一応デメリットも考えてみたのですが、この程度だったもので。

パニアバッグのデメリット

  • 重量が増える(バッグの重量+固定用キャリア)
  • 見た目、外観(自転車のすっきり感がちょっとうすれる)
  • 取り外しにくさ(種類による)
  • 種類によっては中の物が濡れる、等々バック素材の問題

たとえばリュックにiPadとお弁当と水筒、財布やスマホなどを詰め込むとずっしり重さを感じるのですが、パニアバッグに放り込んでしまうと重さはまったく感じられなくなります。

夏にリュックを背負って走ると暑さで背中が汗で濡れたりすることもありますがパニアバッグは上半身にはなにもつけなくなるので風が通り涼しいし、後方を確認するような動作もリュックがないことで自然に振り返ることができます。

後で触れますがパニアバッグは防水加工されているものが多く、私が使っているものは完全防水なので大事な書類やパソコンも安心なのです。



自転車にパニアバッグをつけるには荷台(キャリア)が必要

実際に自転車にパニアバッグをつけるためには、自転車と固定するための荷台が必要になります。キャリアともいいます。

ママチャリや今流行りのクロスバイク、ロードバイクでもついている自転車は殆どありませんので別途購入して取り付ける必要があります。

通勤で持ち運ぶ重さくらいであれば、サドルの下に伸びている棒(シートポスト)に取り付けるものが便利です。たとえばこういう製品。

こちらはシートポストの他に自転車のフレームにあと2箇所固定するバーがついているので安心、対荷重量も50kgあります。

もっと簡単にサドル下のシートだけに固定するものもあるのですが、固定が1箇所だと運転中に左右にブレる可能性があります。ちょっと緩んだときに左右に揺れると大変危険です。バッグがタイヤに巻き込んだり曲がっているときなら重心が外に膨らむかも。

値段的にあまりかわりませんが数カ所固定するタイプを是非購入してください。

ねじ式、クランプ式などいろいろありますが、基本的に丸い棒をいくらギュウギュウに固定しても動く可能性はあるので。

耐荷重量は必ず確認してください。自分の荷物の重さを考えてみて、それの1.5倍くらいの重量を耐えられる設計のものを購入すれば安心です。

さて、私の場合。購入したのはTOPEAK(トピーク)のスーパー ツーリスト DXです。

積み込む荷物が多いこともあり、シートポストだけでは不安だったため、自転車に備え付けられたネジや専用のツールで確実に固定するタイプです。キャンプなどにも行くのでかなりしっかりしたものを選びました。

固定については少し戸惑うかもしれませんが、固定してしまえば安心感が抜群です。ギヤ部分のフレームにダボ穴がなかったり、シートポスト横にダボ穴がない場合は別途部品が必要になります。ちょっと説明しましょう。

これがスーパーツーリストDXの本体です。これを自転車に固定したいのです。

まず下の部分。ここは私のロードバイクの場合ダボ穴があったので直接固定することができました。

これがギヤ側のダボ穴を使って固定した部分。自分の自転車をよく見て注文しましょう(無駄に買うのももったいないので)。

ここにダボ穴がない場合はこういう「クイックエンドアダプター」をキャリアに取り付け、タイヤの軸に挟み込みます。

ここに挟み込むことでしっかり固定します。

もう一箇所はこの部分。ダボ穴がある自転車とない自転車があります。ロードバイクにはついていないものが多く、マウンテンバイクやグラベルロードにはついていることが多いですね。

私のロードバイクはというと・・・

このブレーキの上あたりにダボ穴がついている自転車もありますが、私のにはありません。あったとしてもブレーキとキャリアが干渉してしまい取り付けられない場合もあるので気をつけましょう。

最近乗り換えたマウンテンバイクにはダボ穴があります。

ダボ穴がある場合はここで固定します。ない場合はこういったシートクランプをサドル下の棒(シートクランプ)に固定し、ダボ穴を作ってあげて固定します。

ちょっとわかりにくいですがこんな感じです。

そういえばさっきのマウンテンバイク、フレームに比べてタイヤ太いなと思った方、正解です(笑)

これはセミファットバイク。タイヤがとっても大きなマウンテンバイクなのです。興味が湧いたら是非こちら。ちなみにこの自転車は最初から前後にキャリアが標準装備です。取り付けに迷うことがないのでおすすめ(?)です。

キャリアが用意できたらあとはパニアバッグです。

おすすめパニアバッグはORTLIEBのバックローラー シティ 40L

ORTLIEBはドイツの自転車バッグメーカーで、すでにいくつか愛用しています。これは サドルバッグLサイズ。2.7リットルサイズですが遠出するには十分な量が入ります。防水仕様で中の物を完璧に守ってくれます。

通勤に使っていたリュックはORTLIEBのVelocity。鉄壁の防水で本当に雨水なんて全く入りません。

生地自体が軽くて強い上に、縫製せず溶接することで水が全く入らない仕組み、そしてVelocityは上をクルクルと巻いてベルクロ(マジックテープ)で止めるだけの簡単さ。確かに中に仕切りがないなどの使いにくさはあるものの、放り込んだら勝ちという使い勝手の良さもあったわけです。今回のサイドバッグも当然ながら私はORTLIEB一択。

 

  • 完全に防水であること
  • 軽量であること
  • 荷物が詰めやすいこと
  • 容量が多いこと
  • 使い勝手の良さ
  • 着脱の容易さ

ORTLIEBの生地(ファブリック)は本当に優秀。Velocityを2年間使っていますが、ほつれることも穴があくこともベルクロが悪化することもありません。水は完全にシャットアウトするし誰に聞かれても「これ」と勧められるのがORTLIEBの製品。

そして今回選んだのがORTLIEBのバックローラー シティ。容量は2つで40リットルです。

左右セットでこの値段、Velocityと値段が変わらないお得感があります。そしてこの商品も5年間の保証付き。

さて、商品を見ていきます。

バッグ中央の「ORTLIEB」と書いてある少し下あたりにバックルの反対側があります。上部をクルクルとまるめてバックルで留める仕組み。簡単ですがこれが一番水が入らない。

キャンプ道具を積む時などにはすごく便利です。

裏側にはキャリアに固定するための仕組みがいくつか取り付けられています。

このバッグで嬉しいのは自立してくれるところ。。荷物が詰めやすいし安定するのですごく嬉しい。バッグ底に形状を保持してくれるフレームがついているのでバランスよく詰めればきちんと自立してくれるのです。

持ち手になる部分にもギミックが仕掛けられていて実に面白いのでご紹介。ちなみにこの金具は左右にずらすことが出来るので様々な形状のキャリアに合わせることができますよ。

このバッグの持ち手とキャリア固定部分の金具が連動していて、持ち手を引っ張ると金具のロックが解除されるんですよ。

ちょっと説明が難しかったですね。

これは今持ち手を引っ張ってる状態。ロックが解除されているのがわかりますか?この状態ならキャリアの棒を掴むことができますよね。

これをキャリアにセットする=持ち手を緩ませると・・・

 

カチャッ、と爪が出てキャリアの棒を挟み込みます。こうなると持ち手を引っ張らない限りロックが解除されません。バッグを取るために取っ手を掴むとロックが解除されるなんてものすごく理にかなった仕組みだと思いませんか?

金具はこのようなレール上にあるので、左右に動かすことができます。ちょうどいい部分が決まったらネジで固定します。もちろんあとで変更することもできますよ。

バッグの上部はこうやって固定するのですが、下の方は固定できないのかという疑問に答えましょう、こういうもので引っ掛けておきます。キャリアの支柱を挟むこむように尖った金具をスライドさせて固定します。

上部のフック2箇所とこの三角の部品の3カ所で固定すると頑丈に接続されています。立ち漕ぎ(ダンシング)しても揺れたりずれたりしません。

この金具の位置も動かすことが出来るのでそれぞれのキャリアに合わせることが。

簡単にしっかりと微調整が効くようにしてあります。さすがORTLIEBという感じがします。

そう、さり気なく雨水が入らないようにするガードにさりげなく書かれた「made in Germany」。

パニアバッグを取り付けた写真がこちら

とりあえず出来上がったのはこんな感じ。(今はマウンテンバイクに乗っています)

そしてマウンテンバイクに買い替えたあともこのバッグは大事にパニアバッグ通勤に使っています。黒い自転車に黒いバッグ、自分で言うのもなんですがかっこいいです(笑)

そしてキャンプに行くときは「バイクパッキング」(自転車本体にバッグを直接取り付ける)に変えました。またご紹介しますね。

片側だけのパニアバッグで走行時バランスは悪くないのか

※この部分は十分に乗りこなしたあとで追記したものです

平日は左側のパニアバッグのみ取り付けて、自動車が走る側(右側)には何も付けずに走っています。

「左側だけパニアバッグを取り付けるとバランスが悪くならないのか、走りにくくないのか」という疑問を持つ方もおられるかと思います。

実際に1年以上通勤に使ったりキャンプ(外でコーヒーを飲むだけのライトなものも行くので)のときに片側だけに少し重い荷物を積んだりすることもあるのですが、バランスが悪いなとかハンドルがとられるなというのはまったく感じません。

荷物の重心がリュックのような高さだとふらつくのかもしれませんが、パニアバッグの場合は重心がかなり低い(タイヤの横あたりにある)ため、ふらつきはほぼありません。

走っていて「左側にハンドルを取られるな」というのもまず感じることはありませんが、これはおそらく自分で左右のバランスを自然に取っているためだと思います。

片側にパニアバッグをつけた状態で自転車を垂直に立て手を話すとパニアバッグ側に倒れますので(当然ですね笑)

バランスの悪さなどが気になって購入をためらっている方がおられたら是非安心して使ってみてください。

パニアバッグ通勤してみて思うこと

さて、実践投入です。これを取り付けて会社に行ってみることに。さっそく雨男ぶりを発揮してしまい雨の日の通勤となりました。

買ったORTLIEBのサイドバッグは最強の防水性能だしそれを実証するにはやっぱり雨の日で良かったのかもしれません。

自転車の重さにビビった

バッグは2つとも取り付け、片方に会社に着いてから履く靴、タオルなどを入れ、もう片方のバッグには弁当箱、水筒、財布、Chromebook、モバイルバッテリーその他もろもろをゴンゴンと放り込みます。

1つで20リットルなので今まで背負っていたORTLIEBのVelocityよりも小さいはずなのにどんどん入る。

とりあえずバッグの上をクルクルと丸めて自転車に装着し、ベランダに置いてある自転車を廊下に出そうと自転車を持ち上げると「ぐあああ重い!!!」

1台10kgを切るような重さだったロードバイクにそれなりのキャリアだバッグだ荷物だをくっつけたのだから重いにきまってますね。

持ち上げたらそう、まるでママチャリを持ち上げたような重さです。これ、ほんとに走るのだろうか。後輪に重さがかかりすぎてウイリーしたらどうしようなどと思ってしまいました。

走り始めたら軽さに拍子抜けした

マンション住まいなのでまずは地上に降りて道路に出るとおそるおそるペダルをこいで走り出します。

ロードバイクで最初に加速をつけるとき、「ダンシング」と呼ばれる立ち上がって自転車を左右に振りながらペダルを漕ぐ動作をすることが多いのですが、まずそれはやりにくい。

左右にバッグがついているとやはりバランス的にはよくないのでしょう、ハンドルは間違いなく取られます。でも、直進するときにはほとんど気にならないのは、バッグが自分の後ろにあることで空気抵抗が少なくなるからかもしれません。

スピードはあまり変わらず、ギヤもいつもと同じ、ただ坂道を登る時は一つ低めのギヤを選んでいました。自転車が重くなった影響は確かにあります。でも自転車を漕いでいる自分は実に軽快で、リュックやバッグを背負わずに走るのはこれほど心地よいものかと。

リュックがなく上半身がすごく軽くなった状態で自転車に乗るというのは本当に楽なものです。振り返ったりするのもすごくやりやすいのです。

自転車に取り付けるバッグいろいろ

私が購入したORTLIEBの製品以外にも買い求めやすい価格でパニアバッグは購入できます。

取り付けやすさ、防水性、開閉のしやすさで是非商品をチェックしてみてください。

2つもいらない、片側1つでいいよという方におすすめ

パニアバッグは2つで1セットとして売っているものがほとんどで、1つだけというのは選択肢が少なくなります。

その中で「防水がしっかりしていてまるめてバックル止め、自転車の固定もしっかりしている」ものを選んでみました。

中の仕切りもあり使い勝手も良さそうです。

パニアバッグではなく荷台でも良いよという方におすすめ

パニアバッグはやはりバランスが悪そうだ、荷台にバッグを取り付けたいという方にはこういうバッグがおすすめです。

自転車にビジネスバッグを取り付けたい、という方に

雨の日にも自転車に乗らなくてはいけない、という前提でのおすすめ方法です。

軽い荷物であればハンドルにメッシュのかごを取り付け、そこに入れるのがおすすめです。自分の目の届く所にあるため盗難などの防止になりますし、軽い荷物であればハンドル操作のじゃまになりません。

ノートパソコンやタブレット、愛妻弁当?やたくさんの書類などが入ったカバンを持ちたい時はシートポストに固定するキャリアを取り付け、それにかごをつけるのが良いと思います。

盗難の恐れがない会社と自宅の往復なら先述のパニアバッグでもよいですが、駅などに駐車すると悲しいくらい盗まれやすいです。メッシュの折りたたみ式のかごとビニール袋または専用の防水バッグに入れるのをおすすめします。

ほかにもビジネスバッグを自転車に固定する方法はあるのですが、専用器具になると軽く1万円近くになるので安いものをうまく組み合わせて使う方が良いと思います。

重い荷物を持つならパニアバッグはぜひおすすめしたい

軽い荷物を持って自転車に乗るなら前カゴやメッセンジャーバッグ、リュックなどでもいいと思います。

でもノートパソコンやガジェットなどで最近持ち歩く荷物はだんだん重くなってきてたし、背中に重いものがあるというのはやっぱり体に負担がかかりますね。

パニアバッグは自転車自体に重さは加わるものの自分自身への負担がぐっと減るので安全性も高くなるし、最近のバッグは完全防水のものもあるのでノートパソコンなどの精密機器にも安心。

クッション性が心配ならクッション素材のインナーバッグが今はいくらでも売ってるし、それを使ってでも体から離すほうが自転車は本当に楽になります。

通勤のときの荷物が重い、ちょっとポタリングのときにカメラやビデオ、軽いキャンプ用品などを持っていきたいという方ならぜひオススメしたいと思いました。

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