空気圧で乗り心地の変わるオールラウンダーの1本
趣味で自転車に乗る人は、ライドスタイルを考慮してタイヤを選ぶことが多いです。
私は今回、PanaracerのAGILEST（アジリスト）の30cチューブレスレディモデルを購入しました。
このタイヤは最新の自転車タイヤの中でも発売後注目を浴びている製品の一つであり、選んだ理由や実際のレビューをまとめてご紹介したいと思います。
グラベルロードのタイヤ選び
この自転車の主要用途は自転車通勤とロングライドとちょっとグラベルを走る程度。
年に数回200km近くのライドでビワイチや福井県や三重県の海、岐阜などにでかけています。
じゃあロードバイクでもいいじゃないと思うかも知れませんが、たまに砂利道や山道を走りたくなります。
ロードバイクではちょっと無理。すぐパンクしてしまったり細いタイヤではまともに走れなかったりします。
走破性を求めれば太いタイヤ＝重いタイヤ、軽快さを求めれば軽いタイヤ＝細いタイヤ、パンクリスク大。
今までで一番良いと思ってたのはバランスの良いグラベルキングのセミスリック、35c。
グラベルや雪道、ちょっとしたソロライドなら十分なんですが、ロードバイク仲間とグループライドにでかけたときには完全に置いてけぼり、途中からはソロライドか？と思ってしまうくらい。
そこでグラベルロードに不似合いな？26cのタイヤを履いてみたもののパンク連発でやはり自分には合ってないのかなと。
ホイールを新調してフルクラムのRACING5DBにしたのですが、ホイールは良さそうなのでタイヤを変えてみようと。
ロングライドと安定性の両立を考えると26c以上35c未満くらい、30cか32cかで少し悩んで30cをチョイス。
PanaracerのAGILESTを選んだ理由
アジリストのスペックなどは調べると簡単に出てきそうなので省略しますが、新しいタイヤに求めるのはロードバイクにも合わせられるようなライドの快適性（軽さ）と通勤ライドやグラベルなどを走る時に欲しい「パンク耐性」。
インナーチューブを入れないチューブレスレディにするのはまさにパンク耐性で、シーラントを入れておけばある程度の貫通パンクは塞いでくれる。
朝起きて「うわーパンクしてる！！！」からのパンク修理を時計を見ながらする辛さから開放されるのはホント助かります。
AGILEST TLRのページから引用させてもらえば
「圧倒的な転がりの軽さを保持しながら、高い耐パンク性能とグリップ力、しなやかさをも同時に実現する究極のバランス『Panaracer Ratio』を体現するモデル「AGILEST」のTLR（チューブレスレディ）モデル。
まさにこれ。そして価格。同価格帯のタイヤで比べるとスペックは完全に抜け出してる。
30cで重さは270g、チューブレスなのでインナーチューブなしのシーラント50ccほど入れても圧倒的な軽さ。
これがグラベルキングのセミスリック32cのチューブレスにしても330g+シーラント。60g軽い上に転がり抵抗はセミスリックといえども全然違うので（後述）
さて、そろそろタイヤ交換してみましょう。
すんなりタイヤセット完了
フルクラムのRACING5DBはチューブレスレディ、チューブレスバルブだけ付けてしまえばビード上げするだけで完了。
タイヤはちょっと硬めで最後の最後に最近買ったタイヤペンチを使ったけどなんとかＯＫ。
リムに石鹸水を塗っておき滑りと密着性をよくしておけばタイヤブースターで一発。
この記事にチューブレスの失敗談などもあるので是非。
午前中に装着してシーラントを入れてしばらく放置したものの漏れもほぼ無いので午後から試走ライド。
アジリストは空気圧でイメージが違う
抜けることも想定して私の体重（57kg）には高め、5barくらいまで入れて自宅を出ます。
走りはかなり軽快、転がりが良く滑るように走る感じ。昨日まで走ってたグラベルキング無印26cよりも転がりが良い不思議。
タイヤ自体はもっちりしていて道路への食い込みが良さそうなので、逆にグリップが良いぶん転がりやすさは犠牲になるのかと思いきや地面からの離れが良く感じる。
これはロードバイクのヒルクライム勢の人とかも好きそうだなと思う。
自宅周りをぐるぐると回って高圧でのフィーリングを確認したあとで思い切って指で押して凹むくらいまで空気を下げて走ってみた。
もちろん軽さは抑えられるけどグリップは更に良くなってグラベルなどに突っ込んでも安心だなと感じるレベル。
タイヤ表面のトレッドうんぬんではなくタイヤ自体の柔らかさなどがグラベルの向き不向きになるのかなと。
ＧＷには200km超えのライドを計画しているのでその時にもう少し詳しくレビューしていくつもり。
コメント
[…] 【タイヤ】PanaracerのAGILEST アジリスト TLR 30c 【快適】 […]