時給を見て驚き、考えて調べたら納得した
会社に戻る帰り道、出来たばかりのクリーニング店がありました。「アルバイト募集」の文字が。
「アルバイト受付急募。時給○○○○円」
時給を見たらかなり高い金額だったのです。喫茶店などだったら普通このくらいだろと思う金額より200円くらい高い。
さらにそういう目でクリーニング店の前を通ると受付募集してるお店をチラチラ見かけるのです。そして時給はどこも結構高め。なぜクリーニング屋さんの時給がこんなに高いのか。
Googleさんに聞いてみたらこんな答えを拾ってくれました。
クリーニング受付のパートをされてる方に質問です。仕事は簡単… – Yahoo!知恵袋
クリーニング店での受付バイト – 高時給の店が多いですが、なぜ… – Yahoo!知恵袋
クリーニング受付のパートって大変ですか?今度、面接が決まりました。… – Yahoo!知恵袋
これを見ると、僕の思ってた「クリーニング屋さん受付のお仕事」と「実際の受付のお仕事」にすごく差があったのです。
想像と実際に違いがあった
僕が思ってた受付の仕事はこんな感じでした。
- クリーニングして欲しいものを持ったお客さんが来店するので預かり書類などを記入してもらう
- 工場?社内?でクリーニングをする
- 名前などを書いたタグをつけて倉庫?で保管しておく
- 取りに来たお客さんに商品を渡しお金を受け取る
普通に考えた私なりの「クリーニング店のアルバイトの方はこういう仕事をしているであろう」というイメージでした。これが実際に調べてみるといろいろな苦労があるようで。
クリーニング店は思った以上に大変
- 季節の変わり目に押し寄せる大量の客、仕事の波がはげしい
- 預かった衣服の事前チェック(しみ、よごれ、ボタンの欠損など)
- 少ない人数でまわすことが多く急に休めない
- 思ったよりも汚い仕事があったこと
- クレームの多さ(じぶんのせいじゃない)
洗濯物だから重いものはないし、実際に自分が洗うわけではないので大変な仕事ではないのかと思っていたのですが、実際調べてみたらその差が激しい。
たしかに季節の変わり目、たとえば春になったら早々に冬物のコートはクリーニングに出してから片付けておきたいし、「クリーニングに出そう」と思う時期は重なりますね。
「繁忙期と閑散期の差」はかなり激しそうな気がする。
そしてクレーム。受付時と返却時で受付の人が同じだとは限らないので、たとえば新人Aさんが預かった時にシミや汚れのチェック漏れがあったとき、仕上がり後に「こんな所にシミ、汚れがある!お前の店でつけたな!」などと言われると返却時にたまたま受付にいた人が理不尽なクレームを受けることになりそう。
実際にお客さんにクレームを受けることより、同じアルバイト仲間から「受け付けた商品にシミがあったのを○○さんが見逃したせいで私が怒られた」的なクレームをアルバイト間で聞かされるほうが仕事をしてて辛いかもしれない、とか想像してしまいます。
ギャップが大きいと辛さを感じる
僕が思っていたよりはるかに大変な仕事だったんだ、だから時給も高くて当然だし「ただ預かって返してお金もらうだけ」のものではないんだなと気づいたわけです。(いままで大変そうに見てなくってちょっと申し訳ないです)
自分が思っていた事と実際の乖離というのは突然気づくもの。それはやらないまま、知らないまま過ごしていたことが、こういう何かのキッカケで「ああそうなのか!」と気付いたりします。
実際に自分がやってみて「うわぁぁ、実際はこうだったのか!!」っていうのもよくあります。私の場合は「思ったよりもスイミングのインストラクターは辛いな」とか。
自分が思っている以上に難しいことはたくさんありますし、自分が知ってる事だけが世の中のすべてじゃないですね。知らないまま過ごしている事もたくさん。
でも何かの機会に「ああそうだったのか~なるほど」と受け入れられる感受性は欲しい。ただ、大変な仕事だからこそわかる「やりがい」というのもあるのも事実です。