洗濯して干すだけではふっくら感は戻ってこないので要注意
2年前に購入したユニクロのウルトラライトダウン。ノースフェイスのようなもこもこ感がきつくないし、本当に軽いので肩もこらなくて好き。値段も安い。
口の締りが悪いのか、すぐ汚してしまう私には洗濯機で洗うことも出来るのも助かっています。他のダウンジャケットって簡単に洗えない。
昨日も出張に行くのにちょっと羽織っていったところ、思い切りジュースをこぼして汚してしまったので洗濯することに。
大きな洗濯ネットに入れて普通に洗濯して干すこと一晩、乾いたもののなんだかぺったんこ。そのまま着ていったら寒い!!!
ダウンジャケットというのは羽毛が暖かな空気を含んでくれることで外気をシャットダウンできるから暖かいのですよね。ぺったんこのダウンではそれができないので、まるでウインドブレーカー。
自宅に戻ってきてからくたびれた感で横たわるウルトラライトダウンに「お前を絶対に復活させてやるからな」と固く誓ったのでした(笑)
だけど僕にはドラム式乾燥機がない
西田敏行が昔そんな歌を歌っていたような気がするのですが。
ネットでいろいろ調べると、乾燥機に入れてやるとふっくらが復活すると書いていました。温風で羽毛がふんわりするということのようです。
しかし、1層式普通の乾燥機しかない私にはあの温風でぐるぐる廻る仕組みがないのです。
替わりになりそうなものを考えること20秒ほど、ついに私はドラム式乾燥機に勝るとも劣らない方法を編み出したのでした。
布団乾燥機だって乾燥機じゃないか
そう、私には布団乾燥機があったのです。結婚してからすぐに買ったから20年くらいいるような一品。
布団を乾燥させるのはもちろん、私の寝具であることの寝袋や、夜突然洗うことになったスニーカーなどの乾燥にも役に立つのです。
これを使ってライトダウンを乾燥させることにしました。
用意するもの
- 布団乾燥機
- ウルトラライトダウン
- 洗濯バサミ(後述)
それではやってみましょう。
布団乾燥機でダウンを乾燥させる
布団乾燥機には布団の中に温風を送り込むためのノズルがあるのですが、これがダウンの袖の太さに妙に近かったのです。
「これ、ダウンの袖に入れたら温風注ぎ込めね?」
これはいける!!!!試しに電源をオンにしてみると袖がふわ~と膨らみます。これはバッチグーかもしれません(死語)
効果を測定するために「使用前」「使用後」の写真を撮る必要があります。パタパタと畳んで高さを測ってみることにしました。
手でグーッと押さえつけたあと、羽毛の力でふんわりと戻ってきた高さを測ってみます。およそ10cm、これを基準にすることにしましょう。
ダウンの中を温風がしっかりととどまらせるためには、温風が外に逃げないように工夫する必要があります。
首の部分、反対側手首、胴の裾部分をくるくると折り返して洗濯ばさみで止めると温風の逃げ道を完全に防ぐことが出来ました。これならいける!!!
電源、オン!!!
この「いきり立つライトダウン」まるでNORTH FACEのそれのようにマッチョになっています(笑)
15分ほどこうやって布団乾燥機で温風を送り込んでやると、羽毛が本当にふわふわとしてきました。これ本当にいけるかも。
一旦電源をオフにして裏表をひっくりかえし、また温風をオンにしてみます。
あまりのもこもこさに笑えてきて握手してみたの図です。ほら、洗濯バサミで折り返した部分を止めたらここまで空気が逃れないのです。
十分に温まったかなと思ったところで乾燥は終了、先ほどと同じように折りたたんでから手で押さえつけてから計測してみます。
ちょっと見にくいのですが13cm、3割くらいふんわり感が戻ったのです!!実際に着てみるともこもこ感、だいぶ戻ってる!!!
ドラム式乾燥機が無くてもOKだった!
実験の通り、洗濯後の布団乾燥機でかなりふっくらは復活させることができました。
ふっくらしたということは羽毛がまた空気をしっかり掴んでくれるということなので、暖かさもキープできるということです!よかった!
今使ってる布団乾燥機が壊れたら買い換えるつもりなのがアイリスオーヤマのカラリエ。
これ、ノズルの先に膨らます袋がいらないタイプなので、布団の中にノズルを突っ込むだけで布団乾燥ができるんですよ。
靴を乾燥させるためのアタッチメントもついているし、布団乾燥以外の用途もしっかり考えてあって8000円台で買えるなら良心的価格だなあと。
冬場は布団を温めて寝ると本当に幸せになれます~ただし乾燥させすぎると夜中に咳が止まらなくなったり、のどが渇いて目が冷めたりするのでほどほどに。
ダウンジャケットの乾燥、是非やってみて下さい!本当にふっくらしますよ!