営業時間、裾上げ、ネーム入れなど所要時間もチェックポイント!
結婚するときに購入した礼服がそろそろ買い替えが必要だと思っていました。
使うたびにクリーニングに出しているためか色が若干あせてきたし、上着のポケットあたりの布が変な縮み方をしているのが気になってて。
そのうち時間があるときに購入すればいいだろう、と妻とも話をしていたのですが妻の親戚のほうで急な不幸があり明日お通夜にでなくてはならないことに。
幸い今日は日曜日、朝から紳士服のお店に行きいろいろ教えてもらいながら無事礼服を購入することができました。
礼服を購入するときにいろいろ調べたこと、教えてもらったこと、紳士服チェーン店の営業時間なども調べたので一緒にまとめておきます。
紳士服チェーン店の営業時間を調べてみた
紳士服チェーン店の大手というのは4強と言われています。
紳士服チェーンの4強とは
- 洋服の青山(青山商事)
- 紳士服のアオキ(AOKIホールディングス)
- はるやま(はるやまホールディングス)
- 紳士服コナカ(株式会社コナカ)
コナカは東日本に多いチェーン店なのでこのあたりにはありませんが、アオキ、はるやま、アオキなら車で5分以内のところに全部あります。
営業時間を調べてみたのですが、だいたい開店時間は10時(曜日によっては10時30分のところも)、閉店時間は20時になっています。
※2020年は新コロナウイルスの流行により閉店時間を切り上げているところもありますのでご確認ください。
急ぎで礼服を買うにしても必要なのは裾上げ。今は店内で裾上げをすぐできるようになっているので、急ぎの場合は商品を選ぶ前に希望する日時までに裾上げができるかを確認するのが良いと思います。使いたいときに間に合わないなら違うお店に走りましょう。
どうしても間に合わない時はとりあえず購入して自宅で裾上げという手も。裾上げテープを使うコツは「裾上げテープをしっかり濡らして2センチほど重ねアイロンで押さえる」こと。
さて、近所に3店舗ある紳士服チェーン、どこに行こうか悩みますが、友達が以前勤めていたアオキに行くことにしました。
理由ですか?その友達が言っていたのですが「アオキは他チェーン店に比べて間違いなく品質が良い」そうなので。
紳士服のアオキに到着、礼服のことを教えてもらう
私が以前礼服を購入したのはかれこれ20年ほど前、5万円くらいのものを買った記憶があります。当時の礼服と言えばダブルしかなく、シングルの礼服は軽々しいと敬遠されていました。
それが今はほとんどがシングルスーツになっていてびっくり。とりあえず応対に来てくれたお兄さんにいろいろ聞いてみることにしました。
店員さんを無視してあれこれ自分で悩んだりするよりも店員さんと会話しながら教えてもらうほうが楽しいし早いし専門的。
いろいろ質問してみたのでまとめてみましょう。店員さんに声を掛けづらい人はこう言うと喜んでいろいろ手伝ってくれますよ。
「すみません、サイズ測ってもらえますか?」←購入意欲が多い方のセリフです。
礼服って高いのと安いのがあるけど何が違うの?
アオキにあった礼服の高いもので6万円、安いもので2万円くらいでした。何が違うんだろう。
店員さんに聞くと「黒さと生地が違います」と。なるほどよく見ると高いものは漆黒のような黒さ、安いものはグレーというか褪せた感じの黒さ。2つ並べてみるとすごくわかりやすい。
服につけられている値段を見なくても黒い方をどんどん選んでいくと値段通りに並べられる感じがします。サイズを測ってもらって私は「A5」が良いとのことだったのでA5サイズでいくつか着てみることにしました。
背中が割れてる!礼服なのにベントが入っててもいいの?
私も以前はスーツをパリッと着ていたサラリーマンなのでこれを見たとき違和感があってつい聞いてしまいました。
「その礼服ベントが入ってるけどいいの?」
ベントというのは背広の後ろにある切れ目のこと、真ん中に入っているものをセンターベント、サイドに2ヶ所入っているものをサイドベンツといいます。
MabelAmber / Pixabayこの写真の2人はともにサイドベンツ。パンツのポケットに手が入れられやすかったり座りやすかったりと、スーツを機能的に使いやすくする働きがあります。でも立ち姿の良さを考えるとベントのないノーベントが当然だと思っていました。
礼服では機能性は不要なのでベントが入っていないはず、私が持っていた礼服はダブルだったけどベントが入っていなかったはずなのに。
店員さんに聞いてみると「最近ではベントありの礼服のほうが多いのです」とのこと。
最近はセレモニーホールなどでの葬儀が増え椅子に座ることが多くなったこと、ベントがないとジャケットの裾がボタン下あたりでだらしなく広がってしまう(特にシングルで太めな方)を防ぐため、あえてベントを入れているそうです。
昔の方は「礼服にベントが入ってるなんて!」って言うかもしれませんが、昔のような「ダブルの礼服」から「シングルで細身、スタイルのよい礼服」に代わっていく中で販売されるものも変わっていったようですね。
私も今回はベント入り(センターベント)のシングルタイプを購入しました。
裾上げはベルトをしっかり絞めて採寸してもらうこと
礼服を購入するにあたり3着上着を着てみました。値段的にはどれも予算内だったので価格は無視、着心地の良いものを選ぶことに。
1着目はとても軽く肩から腕あたりが自分にピッタリ、腕を上げ下げしてもひっかかりもなくすごく良い感じ。
2着目は生地がやや固くストレッチ素材だと説明を受けるものの全体的に硬く感じる
3着目は軽いししっかりしてる生地だが腕を上げ下げすると腕がひっかかる感じがする、細身感が強い
3着目までを着てみて一番感じが良かった1着目をそのあともう一度着てみました。やはり1着目が一番着心地がいい。
「これにします。で、これいくら?」妻に聞くと「あなたらしいな、一番安い服」とのこと(笑)
といっても5万円ほどするので生地も良いし黒さもすごく良い、いい礼服を買うことが出来ました。
決めたところで裾直しの採寸。まずはズボンを履いてみて下さいと試着室を案内してもらいました。すると試着室の中にこんな張り紙がしてあります。
「採寸のときはベルトを締めて採寸するのをオススメしています」と。
ズボンの腰の位置が上下してしまうと裾も当然上下してしまいます。ベルトして普段どおり履いてから裾を採寸しないといざというときに「あれ、長い(短い)どうしよう」となることもあるそうで。
ちなみに購入したアオキさん、それほど混んでいなかったので10分ほどでネーム入れと裾上げが完了、早くて助かりました。
ネーム入れはどれがオススメ?
翌日になる、などと言われたら諦めようと思っていた上着のネーム入れ、300円と安い上にすぐできるとのことだったのでお願いすることに。
「どれにしますか?」と聞かれたのがこのネーム入れで実際に入れる文字。
- 名字を漢字で
- イニシャル
- 英語
礼服を着る機会というのは親戚が集まりやすい場でもあります。ハンガーに掛けておいたら色もシルエットも似ているので違う人のを手にとってしまうことも。名字を漢字で入れてしまうと同じ名字の親戚だらけの中なら間違えてしまう可能性も。
親戚の名前をパーっと思い出してみると同じイニシャルの人はいないようです。ということで「イニシャルを入れて下さい」とお願いしました。
代々受け継ぐような着物などとは違い、礼服は数年で寿命がくるもの。自分のものだとはっきりわかるネーム入れにしておくのが良いと思います。
着ていたスーツの下取りしてもらい2万円オフで購入
これはどのチェーン店でもやっていたりしますね。「着ていたスーツを○円で下取りして新しいスーツを実質値下げ」というもの。
他にもフレッシュマン応援セールなどで靴やカッターシャツ、バッグなどをセットにして○万円ぴったりにするなどなど。
今回はクタクタになった礼服を買い換える目的だったので古い礼服を下取りしてもらい2万円値下げしてもらいました。クーポンなどでも値下げしてもらえるようですね。
下取りしてもらうスーツなどが無くても2万円引きしてもらえるのなら、リサイクルショップなどで一番安い(数百円とかで売ってたりします)スーツを買ってでも買い取りしてもらうほうがお得ですね。
他にもクーポンを利用すれば○万円引きとか「閉店セール」で○円引き、2着目は○円引きなどというのもありますね。こういうのを見ていると原価っていくらなんだろうとちょっと疑心暗鬼(笑)
とはいえ、いろいろ聞いてから他の店も回ってみようとも考えていたのですがそのままアオキで購入しました。理由は簡単「応対してくれたお兄さんがいい人」だったから。
質問にはきちんと答えてくれるし採寸のときも丁寧、知識も豊富で「この人から買うんだったら間違いないな」と思ったから。他の店でがっかりしてからこの店に戻ってきたらなんだか申し訳ない気がして。
急ぎだったしバタバタした買い物になってしまったのですがいい買い物が出来たと思っています。
黒は写真に撮るのが本当に難しいですね。黒さがうまく伝わらない!
礼服を買うときの参考にしてもらえれば嬉しいです。
紳士服のアオキさんのメンズフォーマル(礼服)はオンラインショップでも取り扱っています。近くに無い方はそちらで購入してもOK!
ビジネススーツはもちろん、カジュアルや女性用のスーツなども本当に充実、ぜひチェックしてみてください!
オンラインショップ特別セールも開催中で、オンラインで買えば50%オフの商品はもちろん、特に力を入れているのがガッチリ体型の方にオススメ、スーツからカジュアルまで、メンズもレディースも揃っている「サイズマックス」もオンラインショップで購入可能です。