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チャンスの神様には前髪しかない。名言のモデルになったギリシャ神の話

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せっかく来たチャンスを逃さずに掴む、その意味に隠された神様とは

「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉があります。

悩む主人公のセリフに使われたり、ビジネスの格言として使われたりしますが、意味がよくわからない方もいらっしゃるでしょう。その意味を説明してみましょう。

あなたの前に絶好のチャンスがやってきます。すぐにそのチャンスを掴もうと頑張れば夢や欲しかったものが手に入れられますが、ためらっている間にチャンスは去っていってしまうかもしれません。悩む瞬間は誰にでもあります。

そんな時にためらわずにチャンスの神様を掴もうとした人は、前髪を掴んでチャンスをゲットできます。しかし、迷った末に神様が去ろうとするのを掴もうとしても、チャンスの神様には前髪しかありません。つまり、後ろ髪はないので神様を掴むことができず、チャンスを逃してしまうのです。

この言葉は「チャンスを気づいた時に掴まなければ、後で掴もうとしても手に入らない」という意味があります。思い立ったが吉日、迷っている時間があるならすぐに行動する方がよいでしょう。

やってみてからやめてもいいんです。やらないで後悔することは多々あっても、やってみたけど後悔することはあまり多くないのですから。

さて、そんなチャンスの神様の話なのですが、実はモデルがいたらしいのです。

チャンスの神様はギリシャ神話の「カイロス」がモデル

カイロスはギリシャ神話にでてくる神で、その名前の由来は、「適切な瞬間」や「好機」を意味する言葉だとされています。

カイロスは、ゼウス王神の末子として描かれています。その容姿は、頭部の前髪が長く、後ろ髪がない美しい青年の姿をしているのが特徴的です。両足には翼が生えており、素早く移動できる神様として描かれています。

これ、Wikipediaに載ってるカイロスです。

チャンスの神様ことカイロス

たしかに・・・前髪しかないですが、前髪が渦を巻くほど長いですね!前髪しかないけど羽根はえてるんですよね、さすが神様。後ろ髪はつかめないのですが羽根なら余裕で掴めますね。でもチャンスは渦巻き髪のうちに掴みましょう。

チャンスが「チャンスだ」とわかってる時はいいのですが、普段やってくるチャンスは「チャンスなのかピンチなのかスルー案件なのか」わかりにくかったりします。そう言われてみるとチャンスの神様なのかピンチの悪魔なのか、それともただのおっさん(失礼)にも見えてしまいます。

チャンスの正体がわかりにくいことも多いでしょう。しかし、日頃から感受性を研ぎ澄ませ、チャンスを見逃さないよう心がけましょう。

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