Wilson BLADE 98S V7.0への乗り換えと旧BLADE 98 (16X19)との比較

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Wilson BLADE 98 (16X19)は当たり重視の好感度ラケット!

さて、とある夜。ネットを眺めていると「使わないラケットを高価で買い取ります」という広告を見かけました。

そういえばWilsonのBURN100LSは最近全然使ってなかったんだよなぁ、と思い立ちます。100LSを買ってから2ヶ月くらいで100Sを買ってしまったので、そこからはほぼそっちを使いっぱなし。

100LSは280gとやや軽めで取り回しはとても良いのですが、強いボールにはちょっと押されるしベースラインからのラリーをするとちょっと弱い感じがする。100Sを使うとそれが顕著に分かってしまったので、余計使わなくなってしまったのだけれど。

「このまま持っていても仕方がないし、もし使ってくれる人がいるなら手放してしまったほうがいいだろうな」と。屋内で使用していたし大事に大事に使ったので超美品。女性でも扱うことができるだろうし初心者にはばっちりのラケットだと思うので買い取りをしてもらうことにしました。

いろいろ探してみると、楽天市場の「楽天買い取り」を利用したテニスラケットの買い取りをラケットショップロブ 楽天市場店さんでやっているのを発見。そちらを利用することにしました。

テニスラケット一本手放したらもう一本欲しくなるの法則

100LSを手放してしまうと残りは100Sのみ。ガットを張り替えたりすることもあるしもう一本は欲しい。でも同じ100Sを買うかと言うとちょっとそこまで、というのはある。

これはものすごく感覚での話なのですが

  • 硬い
  • 思ったほどスピンがかからない
  • インパクトの衝撃をもう少し柔らかくしたい
  • 固くて反発があるので打球自体は速いと思う
  • スピンがかからないとすっぽ抜けてしまうボールがちらほら

そして一番の問題はテニス肘。年齢の事があるのでどうしようもないのですが、ワイパースイングなどの「上下」の動作をあまりできないのです。1年ちょっと100Sを使ってみて、欲を言えばこんなラケットのほうがいいのかなと思った部分が

  • もう少し柔らかいラケット
  • 反発よりも粘り気があるようなラケット
  • 反発よりもコントロールの良さそうな食いつき感
  • ベースライナーよりも前に出て勝負したいイメージ

だってベースラインで打ち合いしたって疲れたらこっちがミスするのだから(笑)年齢には勝てないのです。

WilsonのBLADE98CV(16×19)を買うことにした

そんな条件でラケットを探していると目についたのがこちら、BLADE98CV(16×19)。

BLADE 98 (16X19) CV BLACK EDITION

“しなり”“やわらかさ”“パワー”の3要素を満たすBLADE 98 16×19 CVにBLACK EDITIONが登場。

この3要素、僕がズバリほしいと思っていたそのもの。

素材と形状でそれらを補った上でカウンターヴェイル。知らなかったのですが衝撃を吸収するカウンターヴェイルは自転車のブランド「Bianchi」が生み出した技術。

BIANCHI CV INTEGRATED VIBRATION CANCELLING SYSTEM

「Countervail®(カウンターヴェイル)」(特許取得品)とは、振動を除去する他に類を見ない革新的な素材です。 マテリアル・サイエンス社と共同開発することで生まれたこのBIANCHI CVシステムは、独自のカーボン繊維構造と粘弾性を持ち、 フレームとフォークの剛性と強度を向上させながらも最大80%の振動を除去することができます。

確かにロードバイクに求められるのは剛性、強度、振動吸収性、そして軽さ。僕もロードバイクに載るのでわかりますが軽量は武器になりますからね。

画像はこちらからお借りしました。

もちろん購入を検討するにあたってレビュー等を参考にさせてもらったのですが

  • 振動吸収性が良くなり扱いやすさがUpしている
  • スピンが効いてコントロールしやすい
  • 反発力が控えめ(ラケットの厚みが薄いことによる)
  • ボールのコンタクトを長めに感じさせてくれる「しなり」感
  • ラケットでボールを掴んでコントロールしていく感じ
  • バランスがややヘッド寄りなので振り抜きやすい

なかなか良さそう。WilsonのHPで製品の比較ができるので3本並べてみました。

100Sと比べても重さもバランスもほとんど変わらないのですが、フレーム厚がやっぱり薄めなのでしなりがありそうだな、という感じと、ストリングパターンが16×19になるとスライスやボレーのタッチがよくなると言われています。これも楽しみな要素。柔らかさというのはきっとテニス肘にも優しいと思います。もともと柔らかいタッチでテニスするほうが得意なのもありますし。

そして見つけてしまいましたブラックエディション。

2万円くらいなら予算的にも収まるし下取りの金額がいくらになるかもちょっと楽しみ。ということで購入しました!

Wilson BLADE98CV(16×19) 到着レビュー

と、つい一昨日注文してすでに到着しております。

ふふふ、黒いですね。黒いです。ガットは通ってるテニススクールのコーチと相談しておまかせすることにしました。さて、ガットを張るためにショップに出していたラケットが仕上がりました!

 

ラケットのガットはいつも教えていただいているスクールのコーチに完全にお任せ。前回BURN100Sに張ってもらったWilsonのSENSATION CONTROLの50ポンドが結構良かったという話をしていたら今回も同じにしましょうということで。

マルチ・フィラメントなのでインパクト時の打球感はソフトで、さらにホールド感も高いためコントロールがつけやすい。それでいて、リボン状に巻きつけられたリキッド・クリスタライン・ポリマーがポリ独特の”パワー&スピン”性能を発揮。柔らかな打ちごたえの中に、スピンを打つパワーを宿したストリングとなったのだ。Wilson Web magazine

さっそくレッスンで使ってみました。感触を覚えているうちにレビューです。

ボレーは弾かれるようにボールが出ていく

レッスンの最初はボレーから。

コーチのラケットから出されたボールをバックボレーでストレートに。これまで使っていたBURN100Sと同じガット、同じポンドで貼ってあるはずなのにボールのあたりは柔らかく感じます。

BURN100Sが「パーン!」と硬い感じで出ていくのに対し、BLADEは「ポーン」と弾かれるように出ていく感じ。片手バックハンドに変えてからテニス肘気味なのに衝撃が少ないような。

バックボレーのあとはバックからフォアへフットワークをつけて。バックボレーからの薄い握りのまま体を少し大きくひねったフォアボレーもボールの引っ掛かりもよく思ったところにボールを落とすことができる。

BLADEにはBLXという素材が使われているそうなのですが、

バサルト・ファイバー + カロファイト・ブラックにより生まれるパワー、コントロール、そして心地良いフィーリングを兼ね備えた新素材がBLX。(中略)
①衝撃・振動をスムーズにする。
②遮音性が高い。
③軽量で安定性が高い
という特性を持つ。これをカロファイト・ブラック(ウイルソン独自のナノ・テクノロジー・カーボン)に融合させることで、高いパワーとコントロールと共に、心地良いフィーリングをも実現する素材。

BLADE 98 (16X19) CV BLACK EDITION

コーチからのボール出しで強めのものを受けると、100Sだとビリっとした感触が腕に来るときがあるのですが、これが本当に和らいだ印象があります。ボレー好きな人にはオススメとどこかで読んだ気がするのだがこれは本当にそう思います。嬉しい。

ベースラインからの球出し、フォア&バックはしっとりとした粘り気を感じる

先程も書いたのですが、片手バックハンドにしてからテニス肘を発症して痛みが若干あります。そのせいもあるのですがラケットの上下の動きがあまり強くできずスピンがあまり強くかけられないんです(もちろん技術の問題もあるのですが)

腕をひねると痛みがでる、だからスピンを掛ける動作というのが怖いのです。

ワイパースイングをしようとすると腕が痛いんですよね。なのでボールはややストレート系。ボールに当たるあたる少し前からボールをなで上げるような感じでゆるくスピンをかけています。

たぶんこの打ち方で100Sはスピンが掛かりにくいのだと思います。ベースラインをオーバーするようなボールがしばしばあるのですが、BLADEを使ってみるとそれが顕著に少ないのです。

これはまだ感触だけの違いなのですが、100Sが硬くてボールを弾くイメージが強いのに比べ、BLADEの柔らかさが「運ぶ」ようにボールにスピンを掛けているのではないかということ。ボールに対する柔らかな当たり、というのは100Sと比較すると多く感じられます。

ラリーでのハーフボレーでも衝撃が少なくシニアの肘にも優しい

つぎは生徒同士でのラリーです。

コーチがいつも言うのですが、「コーチからの球出しでいくらきれいに打てたってダメ、いつどこにどんなふうに飛んでくるかわかららない生徒同士のラリーが一番練習になる」と。

コーチのボールは打ちやすいです。同じような軌道で同じようなボールを続けて打ってくれるので。しかし生徒間のラリーというのは打ち損じがあったりバラバラのボールが飛んできます。

それをいつも「同じところで同じ様に打つ」のではなく、ボレーで返したりハーフボレーでポンと返したり、打ち損じてドロップボールのようになったものをすくい上げるように返したりするのが練習になる、ということだそうで。本当にごもっとも。

仲良しの人と一緒になったらボレーボレーで負けず嫌いを炸裂させてみたりするのも楽し。股抜きショットをしようとして股間を強打するのもまた楽しいものです(ちがう)

同じ様にコーチがよく言うのが「下がるな」ということ。ボールの軌道を見て一歩二歩下がってフォアハンドで丁寧に打つのも練習ですが、一歩前に出てボレーで受けたりハーフボレーで返しながら前に詰めるのが試合で強くなるコツですからって。ベースラインの3歩くらい前でボールをさばきなさいっていうんですよね。

しかしそのボレーで受けるのが結構な衝撃でテニス肘に痛い。面を作っておいて当てるだけなんですが痛いからハーフボレーにして「逃げ」ることも多かったんですよね。ボールの勢いが結構あるからワンクッション弱らせてから、的な。

それがいつもと同じ様にBLADEで受けると衝撃が和らいでいる気がします。それは先述のBLXの効果なのかカウンターヴェイルの効果なのかはわかりませんが。

新BLADEにもカウンターヴェイルが採用されているのですが、コーチいわく「100S(2017年1月モデル)よりもBLADE(2018年3月モデル)のほうがカウンターヴェイルの効きがいい」ということなので、その効果なのかもしれません。Wilsonのラケットを販売されていたりするスクールなのでコーチが言うなら間違いないでしょう。

コーチに入ってもらいコーチとのラリー。衝撃が少ない分安心してラケットを振れるせいかもしれませんが、「100Sよりいいですね、BLADEのほうが合ってるみたいですね」と。同じ27インチラケットなのですがBLADEのほうが振り抜きやすい気がします。

いまのところ僕にとってはBLADEのほうが良さそうです。

ダブルスの試合では楽しくテニスをすることができた

レッスンの最後はダブルスの試合形式です。

重さもほぼ100Sと同じなのでサーブでの違和感もありませんしダブルフォルトもなし、そのかわり2回ほど相手サーブのリターンをネットに掛けてしまいましたが、それはちょっと私の狙いすぎ(笑)

フェイスが少し小さくなった分、前衛でボールに反応するときにラケットを出すのが早くなったような気がします。これはもう少し感覚なのか実際そうなのかはもう少し使ってみてから。

総評(随時更新)

BURN100SからBLADE 98 (16X19)への乗り換えでのファーストインプレッションをお送りしました。約1年半使ったラケットからの乗り換えなのでもう少しBLADEを使ってみてから分かることもありますし、感覚だけの部分もあるかもしれませんのでもう少し使ってみながら追記していきます。

私が購入したのはラケットショップロブ 楽天市場店さん。ガットはテニススクールで張ってもらったのでラケットのみの購入でしたが2万円ちょっとで購入することができました。

Amazonや他の楽天ショップ、ヤフーショッピングなどでも購入できます。ポイントをためている方などはそちらのほうがお得ですよね。

興味のある方はぜひぜひ。

ガットを40ポンド→45ポンドに落としてみた

使用しはじめて約10ヶ月、周りの方から「もう少しガットのテンションを下げてみてはどうか」と言われました。

メリットとしては衝撃が弱くなるので肘に優しいこと、食いつきがよくなるのでスピンやスライスがかかりやすくなること、打球がよく飛ぶことなど。

コーチに相談してみると「40ポンドくらいまで下げてみて具合をみてみましょう、良いと思いますよ」とのことだったのでお任せしてみることに。今回も張ってもらったガットはWilsonのSENSATION CONTROL。

実際に使ってみるとあたりが柔らかくなったのと、ラケットにボールが当たったあとに少し押し込めるような感覚ができたと思えたこと。ボールは普段よりも少し遠くに飛ぶような気がします。普段ならサービスラインとベースラインの間に落ちていたボールがベースライン近くまで飛ぶようになったので。

このあたりはすこし使いながら調整していこうと思うのですが、力は確かに少なくて済みますしその分をコントロール重視に使えそうです。

もし50ポンドあたりを使っている私の年齢くらいの方がおられたら一度40ポンドくらいまで下げてみると感覚がかなりかわると思います。

追伸

40ポンドまで落としてみましたがラインをアウトすることが多くなりました。ボールが飛びすぎる感じがします。スピン系のボールを打てる方はきっとおさまるのですが、先ほど書いてきたようにスピンをかけにくい私はアウトが連発する感じです。

コーチのすすめもあってちょうどその間、45ポンドにしてみましたが私にはベストだったようです。ボールも収まるし得意?にしているフォアのスライスがスーッと伸びるようになりました。

いくつになってもテニスは上手になることができますね。これからもたのしみたいと思います。

追伸 新しいBLADEを買いました!

BLADE 98S V7.0を購入、しなり、ひねり、そして縦しなりに驚く

さて、発売されてしばらくレビューを見ていたBLADE 98S V7.0、評判がかなり良いので購入することにしました。

前回のBLADEよりもしなりやひねりなどのねじれを強くし、さらに縦方向のしなりを付け加えたとのこと、スピンが掛けやすくなったと評判。

昨年のモデルにくらべトップヘビーになったこと、重量は少し軽くなったことから振り抜きやすくなったこと、しっかりラケットに当ててこするようにスピンをかけてやると昨年モデルよりもスピンがしっかりかかるイメージ。

いちおう今でも両方(BLADE 98 (16X19)と2019年モデルBLADE 98S V7.0)を持ってテニスに行きますが、結局使うのは98Sのほう。

軽くて振りやすく、粘り気が強い。私にとってはコントロールしやすく扱いやすいラケットです。

今のところ4本使いまわしましたが一番好感触なのはBLADE 98S V7.0ですね。

ラケットのグリップカバーを買いました

リュックタイプのテニスバッグを使っているのですが、ラケット同士がぶつかったり壁にコツンとぶつけたりでグリップが傷だらけに。ラケットのグリップを保護するカバーを購入したところ使い勝手が良い上に抗菌消臭素材で汗臭さなども防げるおすすめ商品でした!

お困りな方がおられたら是非チェックしてみてください!

柄もいろいろあって楽しいですよ!