PR

【水泳あるある】「競泳選手が大会に出た時」あれこれ

PR
※この記事には商品PRを含んでいます※

水泳の大会あるあるを語りたい

夏真っ盛り、いまテレビでは水泳の世界大会が行われています。2021年はオリンピックも開催されました。

こう見えても(見えないか)私は元競泳男子。細身の逆三角形の体、お尻以外は日焼けして真っ黒、意味もなく茶髪。中学から高校の6年間水泳を続けて県大会や近畿大会をウロウロしていました。

パンパシを眺めながら過去の思い出に浸りながら「水泳競技会あるある」などを思い出したので思い出したことをつらつらと書いてみたいと思います。

予選の泳ぐ順番は登録タイム順

パンパシなど選手がかなり絞られた大会ではあまり感じられませんが、一つの種目につき予選が行われます。「予選○組」などと言いますよね。場合によっては準決勝なども。種目にエントリーするときに各自が「自分のベストタイム」を申請するのですが、それを元に運営側が予選組数などを決めていきます。

ベストタイムの遅い人が予選では早い組に出てきます。早い人が最終組に出てきます。これに多少の味付けがされる場合もありますが。

だいたい最終組あたりになると毎回メンバーがだいたい一緒なので、「おおひさしぶり」「タイム上がった?」「全然ダメ」「俺も」とか言いながら待合室で泳ぐのを待っていたりします。

もちろん、そこにはちゃんと駆け引きがあるんですけどね。

センターコースで泳ぎたい

プールにはコースロープが張られています。

これは日本水泳連盟がつくっている「プール公認規則」なんですが、コースロープにもこうやって規則があるんですよ。

第 26 条(コースロープ)
① コースロープは、コースの全長にわたりブイの間隔に隙間を
生じないように、かつ、たるみのないように張らねばならない。
② コースロープブイの直径は50mm以上150mm以下とする。両
端壁から5.0mまでのブイの色は赤色とする。
③ プールの両端から15.0mのブイの色は、隣接するブイと異な
る色としなければならない。
④ 50mプールでは、プールの両端から25.0mのブイの色を隣接
するブイと異なる色としなければならない。
⑤ 端壁に固定されたコース・ロープ取付け具は端壁面より突出
してはならない。
⑥ 各コースの両サイドに1本ずつのコースロープを取り付ける。
⑦ コース・ロープの両端には、柔らかな素材でできたコース番
号を設置することができる。
⑧ コースロープの色については、プールの両端は緑色、中央部
分のコースは左右共に黄色、その他は青色を基本とする。
中央部分のコースとは、
10コースのプールでは第4・第5コースの2コースを
9コースのプールでは第4・第5・第6コースの3コースを
8コースのプールでは第4・第5コースの2コースを
7コースのプールでは第4コースのみを
6コースのプールでは第3・第4コースの2コースを
5コースのプールでは第3コースのみをいう。

両端5mは色が違っていたり、15m、50mのところの色が違っていたりするのは選手がターンをしたりするのにわかりやすくするため。それを目安に「あと5mだからあと手をいくつ動かしたらターン動作」などを事前に自分で決めてあります。

コースロープには目印やコースを分けるため以外にも機能がちゃんとあって、「消波」というものも。コースロープ自体が回転することでまさに「波を消す」のですが、これのあるなしで泳ぎが大きく変わってきます。

たとえば1コースや8コースなど「壁に近い」コースの場合、自分が泳ぐことによってできた波が自分に跳ね返ってきてかなり泳ぎにくくなったりします。大きなプール等の場合は両端のコースと壁の間にもきちんと消波コースロープを張ってくれたりするのですが、学校のプールなどはそれがなかったりするので跳ね返った波で自分が溺れそうになったり。

決勝でのコース順は予選でのタイム順になるのですが、センターコース、センターコースの左右、その両端の順に予選タイムが早かった順番となります。センターコースは予選タイムが一番良かった人になるのは、センターコースを先頭で泳ぐのが一番波の影響を受けにくいからで、その左右のコースは多少ながらも波の影響を受けます。

陸上競技の100m走などはそういったコースによる有利不利というのは基本的にありませんが、そういう部分で競泳の場合は予選のところから決勝への伏線のようなものがあるわけです。

もちろん、予選を流して決勝に進めない人や予選で頑張りすぎて決勝でヘトヘトになる人など、それぞれのドラマもあったりするのですが(笑)

体毛は剃る

といっても脇毛は剃りませんでしたが、ほぼ体毛はひととおり剃ります。

水の抵抗を少しでも減らしたいのと、ルックス的に? パンパシを見ていてもすね毛フサフサの選手とかいませんよね(笑)

じゃあ実際にどのくらいの抵抗が軽減されるかは具体的データは取りにくいとは思うのですが、コンマ何秒か違う、などといいますね。

水泳を辞めた今でもロードバイクにのるので足の毛は処理してしまったりします。

[card id=”1371″]

ロードバイクで5%とか6%抵抗が減る、なんていいますから水泳ではもっと抵抗があるのかもしれません。

招集から泳ぐまで

では実際の大会に出ると泳ぐまでにどんな事が起きるのか書いておきましょう。

招集

事前に当日のプログラム(泳ぐ順番、予選のコースなど)は決められているので、自分が泳ぐ時間というのはだいたい把握できます。自分が泳ぐ前30分、や自分が泳ぐ前の種目などが始まると「招集」というのが始まります。これは事前に選手がきちんと到着しているかなどを確認するためのもので、係の人が「予選○組、○○さーん!」と呼ばれるのに返事をするものです。

とりあえず返事だけなのでマネージャーさんが代わりに返事してもOKです。

招集が終わってしばらくすると泳ぐ順番が近づいてきます。大会によってはコース順にきちんと長椅子が用意してあって座って待ってたりしますので、その間に横の選手と雑談したりゴーグルをきつく調整したり(水が入ると困るので)足をマッサージするなどで順番を待ちます。

入場

自分の前の予選組の人たちが泳ぎ始めるとプール入場です。自分のコースのところにあるカゴに自分の着ていたものなどを入れ、椅子に座ります。

眼の前に広がるプール。ここにあと数分したら飛び込むのか・・・もっと練習しておけばよかった(いつも思ってました。笑)

キャップをきちんとかぶりなおしゴーグルをしっかりと止めます。もうほかはすることがなくあとはスタート台から飛び込むだけ(背泳はのぞく)

前の組が泳ぎ終わったらプールの水を触ったりすることもできます。胸や頭に水をかけたりする人がいたりいなかったり。

胸に水をかける人は心臓麻痺を防ぐため、とか言いますが実際の効果はどうでしょう、なったことがないのでわかりませんが。

スタート

スタート係の人がホイッスルをならすなどでいざスタートです。スタート台にあがります。

遠く遠くに見える50mの壁、あああそこまで泳がないといけないのか遠いな(本当にいつもそんなことばかり)ここまで来ると今までの自分のやってきたことの成果を出すことしか仕方がないので。

あとは「飛び込むときに足が吊りませんように」とか「ゴーグルが取れませんように」とか「○○ちゃんの応援が聞こえた嬉しい♡」とかしか考えません。

係の人がピストルを構えます。集中集中・・・

水泳をやってよかった

中学と高校を水泳部で過ごしたおかげで柔軟性が養われたのか、その後のスポーツなどで大きな故障などをすることもなく今も元気に過ごしています。心肺機能もよくなっただろうし(タバコ吸っちゃいましたが)あの6年間水泳をやったことは自分にとってプラスだったなと思っています。

実は数年後に私の住んでいる滋賀県で国体が行われるらしいのですが、そのための専用プールが実家の近くに屋内プールとして建設されるらしく、それができたら水泳もまた始めようかなと思っています。マスターズの試合くらいならまだまだやれるはず。水泳は始めるときの費用が少なくて済むし健康的で故障も少ない「一生できるスポーツ」だと思うので。

そのかわり水着になっても大丈夫なスリムな体は維持しなくては。

[card id=”12901″]

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました