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【いらない】自転車レーンは邪魔、危険だし不要

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自転車、車、歩行者だれのメリットにもならない自転車レーンはすぐにも潰すべき

近所に新しい道を作る時や道路を拡張する時に必ず作られるものが2つあります。幅広い歩道と中途半端な広さの自転車レーンです。

行政側が思っているメリットはどうも私には受け入れませんし、逆にデメリットや危険なものにしか思えません。

私はロードバイクにも乗りますし近所を散歩したりもします。そして自動車を運転することもあります。自転車、車、歩行者の目線で自転車レーンを眺めた時、やはりこの結論にいたります。

自転車レーンはいらないと。一つづつ解説してみることにします。その前にまず、「そもそも自転車レーンとはなにか」から。

自転車レーンとはなにか

東京の東村山市のホームページがわかりやすく紹介しています。

自転車レーンとは?
自転車レーンとは、車道左側に設けられた自転車専用の車線です。青色塗装や白色区画線、「自転車ナビマーク」により自転車の走行場所と進行方向を示します。
自転車がこのレーンを走行することにより、歩道上での歩行者の安全性が確保されます。また、自転車レーンは自動車やバイクは走行できないため、それぞれの通行位置が明確になり、他の自動車等の見落としによる左折巻き込みや出合い頭事故の減少に繋がり、自転車の安全も確保されます。

そしてこの自転車レーンの使い方はこちらです。

自転車レーンの通行方法は?
自転車は『車両』です。さくら通りを通行する自転車は、歩道の通行ができなくなり、「車道の左側」を矢印(自転車ナビマーク)の方向に一方通行で通行します。右側通行(逆走)はできません。
自動車が右左折する際等、自転車レーンに車両が進入したり、通行帯を横切ることがありますので注意ください。
道路工事等やむを得ない場合や「13歳未満の児童、幼児又は70歳以上の高齢者」は、自転車レーンだけでなく歩道も通行することができます。
(歩道を通行する場合は歩行者が優先ですので、車道寄りを徐行しましょう)

一部東村山市の独自の部分(さくら通り)がありますが、概ねこのとおりです。

 

ちなみに、歩道の中に区分けされて設置されたり、完全に分けられて自転車だけが走れるようになっているのは「自転車道」とよばれ別のものです。

ここでは自転車レーン(車道と併設されているもの)にふれることにします。

自転車道と自転車レーンの違いは「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」に詳しく載っています。

【自転車道】は縁石などによって区分けされた自転車専用の道、【自転車レーン】は縁石などによる視覚的物理的な区分けがない自転車専用の道のことになります。

 

さて、自転車、車、歩行者誰のメリットも生まないと考える自転車レーン、何が問題なのか私なりに考えていることをそれぞれの立場で書いてみることにします。

【自転車】自転車を運転するのが危険な自転車レーン

まず、自転車を運転する人自体が使いにくいのが自転車レーンです。自転車レーンは広くても1.5mくらい、狭ければ1mでも自転車レーンとして認められるとされています。

これが出来たことによって自転車は原則自転車専用レーンを走ることになります。歩道には歩行者のみとなり以前より安全になる、とも言えるかもしれません。ところが実際は・・・たった1mの狭いところに自転車は押し込まれることになるのです。

自転車のハンドルの幅は60cm以内とされています。自転車レーンが1mしかない部分だと追い越すこともできません。自転車専用レーンを走っていて、ゆっくり走る自転車を後ろから追い越すときはどうしても車道に出て追い越し、また自転車専用道路にもどることになります。自転車専用レーンの左側は明確に区分された歩道になっているので左から追い越すことは出来ないのです。

もちろん追い越すときは右後方から自動車が走ってこないかを確認してから追い越すはずですが、自転車専用レーンを走っていた自転車がいきなり車道に出てきたと錯覚する車が非常に多いです。

「車道は俺様のもの、急に自転車がでてきやがって」とクラクションを鳴らされる、むりやり幅寄せしてくるような車もあとをたちません。何度も嫌な思いを経験しています。

以前のように車道の左端を自転車が走っていたときのほうが自転車も左端をきちんと走り、自動車も自転車に配慮して走行することが出来ていたように思います。自転車専用レーンが出来たことで自転車も走りにくくなったのです。

【自動車】自転車専用レーン上の駐停車もできず、車道にあふれる自転車

日本の自転車道整備というのはどうしても外国のいいところどりをしようとするのか、中途半端なままのものが多いのです。

そもそも、自転車専用レーン上は駐停車禁止であるという法的な根拠がありません。いくつか調べてみましたが「駐停車禁止」と書いているところもあれば、停車は認められてると書いているところもあります。

自動車で旅行に行ったり仕事で行ったりした時にいちいち「○市は駐停車禁止だったな」「△市は停車はよいのだな」などと調べることもありませんので、ちょっとした駐停車ならしてしまうと思われます。

すると当然ながらそこを走る車は停車している車を避けようと車道側に膨らんでくるのですが、びっくりするほど後方の確認をしません。いきなり膨らんで来るのが多いのです。それどころか、中には逆走してくるような自転車まで。本来は自転車レーンの左端を走らなくてはいけない自転車も、なぜか自転車レーンというだけでレーンの中央を走ったり、頻繁に駐停車している車を追い越すときは右端(車道側)をひた走ったりします。

明確に決められていないため自転車レーンに駐停車する車、それを追い越そうとして車道にはみ出る自転車。自転車レーンがないほうが車の運転はよっぽど安全にできるのです。

【歩行者】信号を守らない自転車に自転車レーンを与えると危険な鉄の塊

私が子供の頃は安全教室のようなイベントが年に数回行われていて、学校の校庭に白線で道路を描き、自転車の安全な通行方法や歩行者の横断歩道の渡り方などを教えてもらったものです。

今ではそういったイベントがないからでしょうか、自転車の信号無視や逆走、無灯火運転やスマホを片手に運転するなどマナーの悪さが目立ちます。

歩道から横断歩道を渡ろうとすると、自転車レーン(横断歩道上ではレーンの表記がありませんが)をまたぐことになるのですが、それが非常に危険なのです。ブレーキを掛けず信号を無視するつもりの自転車はまるで歩行者が邪魔者であるかのようにつっこんできます。T字路の交差点などは特に危険で、直進方向が赤信号であっても自転車だけは信号無視して走り抜けるケースがたくさん。歩行者と衝突してもおかしくありません。

京都市内を通行したり自転車で走ったり車で運転することもありますが、一番怖いのは歩行しているときです。自転車が一番怖く、車は一旦停止さえしてくれればそれほど危なくありません。

ルールを守らない自転車に「自由に自転車で走っていいよ」とでも言わんばかりの自転車レーンを与えたばかりに縦横無尽に走り回る自転車が増えたように思えてしかたがありません。

自転車レーンはいらない

自転車、歩行者、車の3つの視点で道路事情を考えても自転車レーンは不要だと思います。誰にとってのメリットがあるのかがさっぱりわかりません。

今までどおり車道を走れば良いことですし、子供やお年寄りなど車道を走る自信が無い方は歩行者に十分注意して歩道を走ればよいのです。もちろん、ルールを歩行者も車も自転車も守れば自転車レーンは機能すると思うのですが、1m~1.5mの幅しかない自転車レーンでは違うスピードで走る自転車には狭くて仕方がないのです。追い越す時に車道にはみ出さなくてはいけないのですから。

外国にはあるじゃないか、という方もいると思うのですが、それ以前に専用レーンの幅を含めしっかりと計画がされた上で車道も歩道も自転車レーンもできているのです。自転車が増えた、歩道だと邪魔だし車道に追い出そう、的な発想で作られた日本の自転車レーンとはもともとが違うのです。

もし自転車レーンを根本的に見直すのであれば、自転車レーンは駐停車禁止と法的に明確化すること、自転車レーンは追い越しができるように2mくらいの幅を設けること、信号を確実に守り歩行者を守るために自転車も免許制にして違反を厳罰化することなどが必要になるでしょう。逆に、そのくらいやらないと自転車にも歩行者にも自動車の運転者にもメリットがないのが自転車レーンなのです。

ところがもう一つ、困ったものがあります。せっかくここまで書いたのなら書いておきましょう。歩道と自転車道が混ざっているような自転車歩行者道のことです。

自転車歩行者道はもっといらない。いますぐ潰すべき

自転車歩行者道は歩道の中にちょっとだけ区分けして自転車がはしる道をつくってあるものです。

私の家の近所にも最近これができたのですが、まあひどい有様です。

自転車は自転車道を走らず、歩行者は歩行者の道を歩かない。自転車道のほうが車道側にあるので信号を渡るときは自転車道を渡らなくてはいけないのですが、渡る前の信号待ちを自転車道の上でやってみたり、信号が変わりかけているので走った歩行者が自転車道で自転車と接触したり歩行者が自転車道を歩いて自転車がベルを鳴らせずゆっくり走らされてみたり。

変に区分するから歩行者にも自転車にもやさしくない道になってしまっています。これなら区分けする必要がなく善意で走ればよかったのではと思えるほどです。

結局は道路行政の考え方が手ぬるいことが原因

少し前、歩道を走っていた自転車に「自転車はそもそも車道を走るべき」といい出したのは行政でした。

あのときも道路を広げるわけでなく、白線をしっかり引き直すわけでなく自転車は車道に追いやられ、自動車からも嫌われ走りにくい路肩の砂利だらけの道を走らされたものでした。そして次は自転車レーンなる中途半端な区分けで自転車は走りにくく、車からも嫌われ、マナー違反の自転車のせいで歩行者にも嫌われる存在に。

行政はもう少しきちんと自転車のこと、歩行者のこと、自動車のことを考えてルールを決めるべき。ルールを決めないで「さあここが自転車レーンだよ」と言われても機能なんてするわけがないのですから。

以前書いた「街路樹はいらない」以上にこの自転車レーンは必要ありません。

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著者プロフィール
サキ

サキです。
休日は自転車とテニスにあけくれる元おにいさん
好奇心強め

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