私がOM-D E-M5 Mark IIを購入するとき、決め手になったものとは
新しいカメラを買うためにあれこれ悩みました。そもそもミラーレス一眼を買うつもりもありませんでした。
そしてさんざん迷った結果、買ったカメラがこの「オリンパス OM-D E-M5 Mark II」でした。このカメラを選んだ理由を書いてみながら「どこかで誰かの参考になれば」と思いつつまとめてみようと思います。
カメラの使用目的はなにか?
今年買ったもう一つの大きなものが「ロードバイク」。
2016年に出たニューモデル「GIANT CONTEND SL1」、アルミの105搭載エンデュランス系。長距離を楽な姿勢で乗るのにちょうどいいモデルです。
自転車のいいところは「好きなところで止まることができ、好きな時間を過ごすことができる」こと。車だと止める場所の問題もありますし、何と言っても運転に集中しなくてはいけないので風景を楽しむ余裕がなかなか取れないんですよね。
でも自転車というのは他の人の邪魔にならない場所にちょっと止めて気軽に立ち止まる事ができます。風景を味わう事もできます。ちょっとゆっくり走りながら自然の中の自分を感じることもできます。冷たい空気やムッとする木立の中を走ることもできます。
それらを味わいつつ、それを記憶だけではなくて「見た景色などを写真として残しておけたらもっと楽しいだろうな」と思ったのがカメラを持って出かけたくなった理由です。
コンパクトなデジカメは以前から持っていたのですが、やっぱり物足りない部分があったのです。もっといいカメラを持ち歩きたいなぁと。で、自転車を買ったあとにカメラを買おうと思い立ちます。
ミラーレスカメラには興味がなかった
僕も数ヶ月前までミラーレス一眼というものにまったく興味がなかった一人なので、難しことはまったく言えませんが、簡単に言うとこういうものです。いやまずは「一眼レフ」というのを説明してからになりますよね。
- 一眼レフカメラというのは、撮影するレンズと撮像面(フイルムカメラならフイルム、デジタル一眼レフならイメージセンサというもの)の間に鏡を置いて、その鏡から見えるものをファインダーで確認しながら撮影するカメラのこと
- ミラーレス一眼というのはその「鏡」の代わりに液晶画面やデジタル処理された画像を見ることで確認しながら撮影するカメラのこと
一眼レフに比べると「鏡がない」からミラーレスなのですよね。そしてその鏡がないことでコンパクトにでき、いわゆる「一眼レフ独特の形状」を守らないスッキリとしたデザインのカメラにすることができたりします。そしてレンズは交換することができる、つまり様々な景色を切り取ることができるわけで、これは見ると欲しくなるカメラ。
そして値段は機能などによって千差万別。そこでしばしメーカー、商品の比較タイム。いろいろ見比べる中で「これが欲しい」と思えたのがオリンパスのOM-D E-M5 MarkIIでした。
OM-D E-M5 MarkIIの気に入ったところ
では実際にこのカメラを買うときの決め手になったものを箇条書きしてみることにします。
レンズセットで10万円を少し超えるがほぼ予算内であること
望遠レンズのセットで13万円台でした。カメラは長い付き合いをするものなので、多少の予算オーバーは仕方がないと思っています。
5軸に対応する強力な手ブレ補正
自転車に乗りながら、はずむ息で写真を撮ったり、膝ガクガク、ハンドルを強く握ったあとの手がブルブルするようなシーンでの撮影なら手ブレ補正はレンズ側ではなく、カメラ本体にあるほうが補正が強いと思われること。2015年2月時点では世界最強の手ぶれ補正と言われていました。
高精細なEVF(Electric View Finder)電子ビューファインダーを搭載していること
よくあるデジカメの液晶画面では太陽光の下では見にくかったり、液晶画面では確認できないものがファインダーを見ながら撮影することでしっかり撮影することができます。ちなみに私はほぼ100%ファインダーを見ながら撮影しています。
(画像は超大型高精細EVF E-M5 Mark II | OM-D | オリンパス)から
撮影までのタイムラグが短いこと
シャッターを押してから撮影するまでのタイムラグは2015年2月時点で世界最短。アルゴリズムを調整すること、専用レンズも高速化されていることもあって撮影タイミングを逃さないようになっています。
1/8000秒の高速メカニカルシャッターをE-M5 Mark IIには搭載しているそうです。
高い描画性能
美術絵画や風景などを高解像で撮る「ハイレゾショット」が秀逸。いつかこんな写真が撮れる場所にも行ってみたい!いつかエジプトに・・・
0.5ピクセル単位でセンサーを移動させながら8回撮影した写真を1枚の写真に組み合わせることで通常の写真以上の高解像度の写真を作る仕組みだそうです。上位機のEM-1と同じ画像処理エンジンを使ってレンズの性能を最大限ひきだしてくれます。
防塵防滴、バリアングル液晶
専用レンズを使えば「防塵防滴」仕様になるんです。雨の中での撮影も大丈夫、マイナス10度の低気温でも大丈夫。
自転車で山などに行くと霧が濃い時などもありますから、これはすごく便利です。雨の中で撮影ができなかった琵琶湖一周などもこれがあればもっと撮影できたのに!
実は購入してから祇園祭を撮影にいったのですが、突然の夕立におおわらわ。軒下は他の人でいっぱいになり私はすっかり濡れてしまいましたがカメラはまったく無事でした。
バリアングル液晶を搭載していること
バリアングル液晶は液晶画面の位置や角度を変えることができるので、地上ギリギリにカメラを構えてのローアングルや手を上に伸ばして高い位置からの撮影などにも便利。
やろうと思えば自撮りなんかもできます(やりませんけどね)その時は画面が自撮りモードに変わってちゃんと画像を反転してくれるそうです。
結論からいえば、私の理想とするカメラに最も近いと思ったのです。自転車に乗るときに連れて行くカメラとしては最高なんじゃないかと。もちろん、コンパクトなサイズはトートバッグの中に入れて持ち歩けるほど。
実際にカメラを持って自転車で出かけてみた
2016年秋、紅葉を撮りに近くの公園に行きました。
秋も終わりで紅葉もやや枯れ気味ではありましたが、こうして「好きなところに行き」「好きな位置でカメラを構え」「気に入った写真を撮る」ためにこのカメラを買いました。
まだまだAUTOで撮影していることも多く、なんといっても機能が多すぎて勉強することもたくさん。一つ一つ学びながらいい写真を撮れるようになりたいと思っています。
もちろん、自転車に乗る時以外も大活躍してくれています。
興味を持った方へ・・・
私が買ったレンズキット。
購入後に購入したレンズです。