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湿気を吸い取る「珪藻土」が人気、安全性、アスベストとの関係について

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※この記事には商品PRを含んでいます※

追記:珪藻土とアスベストが気になって記事を見に来られた方へ

ニトリなどで販売されている「珪藻土マット」に有害と言われる「アスベスト」が含まれていたという問題が出ているようです。

お風呂場で濡れた足をサッと乾かしてくれる珪藻土マットはその名のとおり「珪藻土」でできています。

珪藻と呼ばれる藻の化石である珪藻土は二酸化ケイ素が主原料ですが、割れたり欠けたりしやすいことでわかるとおり、珪藻土同士の結合があまり強くありません。

同じように昔の建材や断熱材も結合が強くないため、混ぜものをして結びつきを強くするための材料を混入していました。それが「アスベスト」です。

アスベストは熱や薬品に強く、強度もあるため断熱材などにピッタリの素材だったことから昔はよく使われたのですが、肺や口、皮膚などから入ることでガンなどの原因になるということで日本国内では使用を禁止されました。

よく昭和の頃に建てられた体育館やマンションなどを解体するときに「アスベストが含まれている」と特殊な外壁などでホコリが飛ばないように遮断して工事などをするのはそのためです。

今ではアスベストに代わる「ノンアスベスト」が主流になっていますが、今回のニトリやカインズなどのように海外で製造されたものの場合、製造工程や製造している工場の外壁などにアスベストが含まれる可能性があります。

珪藻土マットにアスベストが含まれていたことですぐに人体に影響があるわけではありませんが、割れたりしたときに破片などからアスベストが皮膚についたり呼吸で吸い込んだりする可能性はあります。

はっきりとは書かれていませんが、珪藻土マットの強度を上げるために海外の工場で入れたのでは、と私は考えます。

パニックになる必要はありませんが、冷静に処分方法などについてはニトリやカインズなどの公式発表などに従ってください。

注意事項

【ニトリ】お詫びと自主回収のお知らせ

【カインズ】珪藻土商品回収に関するお詫びとお知らせ 

ちなみに、私は以前材料系の総合商社のバイヤー、営業担当としてアスベスト製造メーカーやアスベストを使っている工場への出入りなどをしてきました。

実際にアスベストに触ったりすることもありましたがすぐ皮膚に炎症を起こしたりするものではありません。冷静にご対応ください。

珪藻土は湿気を吸い取り安全性も高い。調味料入れにピッタリ

台所に置いている調味料の容器は油断すると湿気が入ってカチカチに固まってしまったり、蓋のすき間にカビが生えてしまったりします。食材なのに嫌ですよね。

先日も塩の容器の蓋が不十分でカチカチに固めてしまいました。スプーンで拾い上げるにも大きさ3センチほど、スプーンや串でガツガツほどいたりしますが面倒です。

きちんと蓋ができていてもスプーンが濡れていたりすると湿気が入ってしまいますし、調味料にはあんまり乾燥剤とか入れるのも嫌なものです。そんな苦労を知った妻が買ってきたのがコレです。「珪藻土スプーン」っというもの。

珪藻土は湿気を吸い取る効果が抜群の素材

珪藻土の名前を最近よく目にするのはバスマットですよね。足の水分を魔法のようにスーッと水分が吸収されていきます。

珪藻土というのは珪藻という藻が化石化したもので、二酸化ケイ素を主成分とした石のような固まりのことです。それが「吸水」「乾燥」「清潔」「匂い吸着」などの効果を生むのでバスマットにちょうどいい、ということでよく売れています。我が家の場合は毎日バスマットを洗濯しているのでこれ、使ってないんですけどね。

この珪藻土の吸湿、吸水の性質を使って調味料容器の中を乾燥させようという狙いがあるのが「珪藻土乾燥スプーン」です。

ところが、「珪藻土って土じゃないの、汚くないの?」と考える人もおられると思うかもしれません。それが違うのです。

珪藻土は口に入れても安全なもの

最初僕も「そんなバスマットに使うような珪藻土を調味料の入った容器に入れるとはなんと失礼な」と思ったのです。しかし。珪藻土って食べることができます。Amazonにも売ってますよ。

珪藻土のミネラル分とケイ素を体に取り入れることで体外に出すときに毒素を排出するデトックス効果が期待できるそうです。食べることができる商品であれば、もし欠けた部分を口に入れてしまっても大丈夫ですね。

※珪藻土とアスベストの問題については完全に別です。珪藻土自体の安全性は確認されています。

ちょっと高いと思ったら、やっぱり100均に出てきた

珪藻土スプーンは雑貨のお店やニトリで売ってるらしいんですが400円くらいするようです。そのうち100円均一で出てくるだろうなぁと思ってたらやっぱり出てきました。妻が見つけたのはmeetsというショップ。セリアと同じ商品が多いのでセリアにもあるかも。

これ、色々調べると不思議なんですが、商品によってお手入れ方法とか注意書きが違うようです。

洗ってはいけない、と書いているものもあれば、100円均一のこれ、「流水でさっと流してください」とも書いてたり。「砂糖への使用はできません」と書いているものや「砂糖にも使える」と書いているものも。

失敗しても腐ったりするわけじゃないので、とりあえず塩の容器に入れてみます。いま触ってみたら石膏みたい、って思ったら材質が「珪藻土と石膏」の混ぜものだったんですね。

Amazonでも安い商品を見つけました。近くにセリアが無い方はこれを試してみましょう。

水分を吸い込んで飽和したらどうなるのか

1つ疑問があったわけです。「湿気吸い過ぎたらどうなるのよ」と。

調べてみると電子レンジでチンしてやると水分が蒸発してまた水分を吸収してくれるようになるらしいです。

※やってみました。なるほど確かにまた吸湿してくれているような気が。

サラサラの砂糖には水分も必要

コメントでこんなリンクを紹介して頂きました。

乾燥して転化糖の水分が減ってくると水に溶けていた糖分が結晶化し、この小さな結晶が大きな結晶同士をくっつけて大きな塊となってしまうわけです。したがって上白糖は乾燥させると固まりやすくなってしまうのです。

固まったお砂糖をサラサラに戻す方法

砂糖は乾燥しすぎるとすると固まってしまうそうです。程々の湿気は必要なのですね。こうやって書くことでいろんなことを知ることができるのでコメントもホントありがたいものです。砂糖に入れたスプーンはお塩に入れることにします!

Amazonでいくつか調べてみましたが、たしかに塩の容器にいれましょうという謳い文句の商品が多いですね。

砂糖の場合は密閉できる容器で保存するのが良さそうです。使い終わったらしっかり密閉すること、乾燥させたほうが良い調味料は珪藻土スプーンなどを使ってしっかり湿度を抑える(爪楊枝や木製スプーンも良いそうです)、砂糖の場合は適度な湿度が必要だそうなので小さな容器に入れて余分は空気を抜いたジップロックで冷蔵庫保管、というのが良いですね。

砂糖などの密閉はガラス瓶でしっかりとゴムパッキンが入っているようなものが良さそうです。

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