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フレッツのモデムを交換したらIPv4 とIPv6の接続を間違えAmazonや楽天、Twitterが繋がらなくなった(解決済み)

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※この記事には商品PRを含んでいます※

フレッツのモデム交換をしたあとは要注意、繋がらなくなることも

ここ数ヶ月我が家で困っていたこと。

インターネットがしばしば切断される。放っておいたらそのうちまた接続されること。

我が家はマンション住まいでNTT西日本のフレッツ光ネクストを使っています。

いわゆる「VDSL方式」というもので、道路から光回線をマンションの1階に引き込み、マンション側の光ケーブルとPT(Premises Termination)と呼ばれる光配電盤で接続し、「集合型回線終端装置」につなぎます。そこからマンションの各戸へは電話のモジュラーケーブルを使ってインターネットを繋ぐ感じです。

画像はこちらのページからお借りしました。

集合住宅の導入工事と配線方式について

マンションの他の部屋の方からはそういった苦情もなく、どうやら我が家だけの模様。

私のパソコンが悪いわけではなく、妻のノートパソコンも子供たちのスマホも一斉にインターネットが遮断されるので不満がすごい。

「あ、ネット切れた」「ほんまや」「切れたやろ」「うん」「あ、直った」これが毎日のように続いていました。最初は1日数回程度だったのがいよいよ昼夜問わず起こるようになり、いろいろ差し障りもあるのできちんと診てもらうことにしました。

契約しているのが「フレッツ光ネクスト」を運営しているNTT西日本さんと、プロバイダーは「ぷらら」を運営しているOCNさん。OCNはNTTコミュニケーションズが運営する日本最大のプロバイダーサービス。もう抜群の安心感。

これまでも何度か困ったことがあり助けてもらいましたが、その都度「ああNTTグループは対応が抜群だよな」と思うのです。そして今回も「さすがNTT」と思うことになったのですが。さて。

NTT西日本に電話してみることにした

まず、困ったときはネットで調べてみることにしました。これはNTT西日本の「フレッツ光 トラブル自己診断」というページです。

フレッツ光 トラブル自己診断

ここに我が家で起きている状況を選択していきます。

「インターネットにつながらなくなった」ですね。これを選びます。

ここからは各戸によっていろいろ。この後いろいろと「こうしてみたら?」と接続機器ごとに教えてくれるのでやってみると良いと思います。

が、我が家の場合は「つながるときとつながらないとき」があるので・・・結局は「電話で問い合わせ」することに。最後に番号が出てきますのでそちらに電話をしてみました。

土曜日の昼間ということで結構待ち時間がありましたが女性のオペレーターの方と話をすることができました。はっきり言って対応が素晴らしい。的確で丁寧でさわやか。

話したことをまとめてみると

  • 繋がったり繋がらなかったりするということはモデムの不良動作が考えられる
  • 有線でつないでも同じ症状が出るということは無線LANルーターなどの問題ではない
  • モデム電源の抜き差しなど「改善のためのいろいろ」もやってみて改善されていない
  • 使っているモデム(RV-S340NE)は結構長期間使っているので交換してみたほうが良さそう

ということで、まずはモデムを交換し、その後のインターネットの状況で今後の対応を決めましょうということになりました。

「今日にも新しいモデムをお届けにあがろうと思うのですが本日はずっとご在宅ですか?」

土曜日だし外出する予定もないことを伝えると「担当の者が交換品を持っていきますので、あとは直接担当の者から連絡させます」と。モデムを交換すると設定を最初からやり直すことになるので、プロバイダーからもらっているIDやパスワードの書いた書類を用意しておいて下さい、とのこと。なんという素早い対応。

プロバイダーのぷららの書類は当然ながらちゃんと書類棚に片付けてありました(妻がw)さすがです。オペレーターの方と電話を切ってしばらくするとNTTの者です、と電話がかかってきました。12時頃にはモデムを届けますのでとの話、早い!

このあたりを担当してる方が営業拠点にモデムをわざわざ取りに戻って下さったそうで、なんだかもう本当に頭が下がります。そしてお昼過ぎにNTTの方がモデムを持ってマンションに。

これが今まで使ってたRV-S340NE。少し大きくて平べったかったんですけどまたどこかでがんばって! (郵送で送り返すのですが点検修理後リユースされるそうです)

そして空いたスペースに新しいモデム(RT-500MI)を据え付けます。今回は2つに機器に分かれてしまったけどコンパクトだし収まりは良かったです。配線のごちゃごちゃが私の乱雑な性格をよくあらわしています。

さて、接続完了。とりあえず試しに電話を使ってみましたが無事電話回線は使えるようになっていました。問題はインターネットです。ぷららの書類を持ってパソコンの前に。ここから長い戦いが始まろうとはまさか思いませんでした。

Amazonと楽天とTwitterだけがインターネットにつながらない

フレッツの場合はこんな設定画面にプロバイダーの情報を入力します。

新しく接続したモデムから有線(LANケーブル)または無線LAN(無線LANルーターを使って)パソコンを接続して「http://ntt.setup/」と入れたら開きます。ぷららの方は「192.168.1.1」で開いていましたが同じ画面になるはずです。

「メインセッション(名称変更可能)」またはその右側にある「編集」を押すと設定画面に移るのですが、

ぷららの場合

接続先名を「ユーザーID」に(これは何でも良いようです)
接続先ユーザー名は「ユーザーID+@plala.or.jp」です。書類にも書いてあると思います。
※plalaを間違って「plara」や「prala」にしないように気をつけましょう、と「plara」とやってしまって繋がらなかった私がお伝えしておきます。

接続パスワードも書類のとおりです。

そのとおりに入力もできたので、いざインターネットに接続してみることにしました。すると・・・

Googleは繋がります。
楽天が繋がりません。
Amazonも繋がりません。
つながるページとつながらないページがあります。

そして部屋から出てきた長男が「Twitterが繋がらへんけどなんで」と。

なんだこれは・・・まったく繋がらないならともかく、閲覧できるところとできないところがあって、さらに閲覧したいところが閲覧できないなんて(厄介)

以前のモデムでは全て快適に見れたのですが、このモデムに変えたら見ることができないというのはモデム側の問題なのか、はてまたプロバイダー側の設定がなにか間違っているせいで見ることのできるページと見ることができないページがあるのかもしれない。さてどっちに問い合わせるべきか・・・

せっかくなので「ぷらら」さんに電話しよう、と思い立ちます(ほんと面倒くさいユーザーです)

ぷららさんであっけなく解決

ぷららの「ぷららダイヤル」という問い合わせ先に電話をいれてみました。こちらもさすが大手プロバイダー、問い合わせ件数だけでかなりあるのか電話を待つこと10分ほど、やっと繋がりました。出てくださったのは男性のオペレーターさん。こちらもまた丁寧でわかりやすい応対、ほんと素晴らしい。

  • モデムを新しくしたら閲覧できるサイトと閲覧できないサイトがある
  • ぷららさんの書類通りに設定はできているはず
  • どこか設定が間違っていないか教えていただけませんか(丁寧なお願い)

するとオペレーターさんから

  • 新しいモデムの型番
  • 無線LANルーターを使っているならその型番
  • フレッツの種類

などを質問されました。こうやって問題点を解決していくんだなぁすごいなぁ。

すると「私ではなく専門のスタッフからお電話させるのでしばらくお待ち下さい」とのこと、電話を切って待つことになりました。

その間にとりあえず自分にできそうなことを。

  • 新しく到着したモデムにファームウェアの更新が無いかをチェックし、新しいのがあったので更新しておくこと。
  • 必要書類を揃えておくこと
  • パソコンを使った設定になるはずなのでパソコンを立ち上げておくこと
  • 無線LANの異常の可能性もあるのでとりあえず有線(LANケーブル)で接続させておくこと

ここまでやっておいて電話を待ちます。すると専門スタッフさんから電話がかかってきました。言われるようにパソコンを操作してほしいとのこと。

  • ブラウザを立ち上げて設定画面を表示させて下さい→表示
  • メンテナンス→ファームウェア更新と進んでファームウェアのバージョンをチェック→最新になっていました
  • 接続先設定(IPv4 PPPoE)を押して「ここ」をチェックしてください

「ここ」というのが赤い部分

  • 「接続可」にチェックが入っていますか? → 入っていませんでした
  • 「接続可」にチェックを入れて下さい → 入れました
  • 下の「設定」を押してチェックを反映させて下さい → させました
  • インターネットを繋いでみて下さい → 繋がりました!!!ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ
  • 対応としては以上になります → うわぁぁぁありがとうございました!!!

ということであっさり解決。じつは「接続可」にチェックは入れたんですが、その結果を反映させるための「設定」のボタンを押すのを忘れていただけだったという・・・

そして接続はできたのですが、不思議だったのが「Googleは繋がったけどAmazonなどが繋がらなかった」こと。

これをちょっと質問してみました。「繋がるページと繋がらなかったページがあったのはなぜなのですか?」と。

IPv4接続とIPv6接続の話

これ、よくわからなかったんですがIPv4 とIPv6という2つの接続。インターネットにはそれぞれのパソコンに住所がわりになる「IPアドレス」というものが当てられるのですが、それが枯渇しているという問題があり、それを解消するために新住所をつくる(IPv4 → IPv6化」が進められています。

一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)の「IPv6とは何か」というページがわかりやすかったです。

その対応の一つとしてNTT東、西日本ではフレッツのIPv6接続が始まっていたのですが、私が設定ボタンを押さなかったために「IPv6」接続だけになっていた、というのが今回の原因。

設定画面でIPv4のほうに設定を入力すると自動的にIPv6の設定が行われるのですが、さっきの僕の設定ミスでIPv4は接続されずIPv6だけが接続されていたというのが今回の一件。

たとえばGoogleはIPv6接続で見ることができるので見ることができた、見られなかったページというのはIPv4でしか閲覧ができなかったページ、ということになります。

これはGoogleが収集したデータで「IPv6 を使ってGoogleにアクセスしているユーザーの割合」を示したグラフ。

まだ全体の2割しかありませんが、徐々に進んでいくとのことです。

ウィキペディアのIPv6の説明によるとメリット・デメリットいろいろあるようですが進められていくのですね。

一般家庭でIPv6を利用するには、複数のレベルでIPv6対応がなされている必要があり、大きく分けると、ISPによりIPv6接続が提供されていること、利用するインターネット上のサービスがIPv6接続に対応していること、ルーターなどのインターネット接続に利用する機器がIPv6に対応していること、そして通信するホストがIPv6接続に対応していること、などとなる。

我が家が利用していた「NTT西日本のフレッツ光ネクスト」と「プロバイダーのぷらら」と「フレッツから支給されているモデムRT-500MI」と「我が家の無線LANルーターTP-Link Archer C2300」そして「Googleや一部のサイト」がIPv6に対応していたから閲覧することができた、ということだったようです。

そしてチェックが外れていたのでIPv4でしか閲覧できないサイトはすべて見ることができなかった、と。とてもよくわかりました。

そして問題は解決されました!

モデムを交換し、ぷららの方に教えていただいたとおり設定も完了させたところ、インターネットは無事使えるようになったと同時に、これまでにあった「突然インターネットが繋がらなくなる」不具合も解消されました。ああもっと早くNTTに電話しておけばよかった。モデム交換ももちろん無料ですし対応も非常に早かったので。

今はたくさんのインターネットサービスがありますが、私はこういう「困ったときの対応の良さ」も含めてNTTのフレッツ光を使い続けようと思っています。



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