ゲーム機やパソコンの熱対策に!風を通す「すのこ」が有効おすすめ

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ノートパソコンやゲーム機など精密機器は熱暴走に注意

仕事やインターネットのためにノートパソコン、ゲーム機としてPS4を愛用しています。

この2つの精密機器はCPUやメモリ、ハードディスク(ノートパソコンはSSD)、光学ドライブなど発熱するものが一つの箱の中に密集していて、作動する時に熱が発生します。

それぞれの機器は内蔵のファンで熱を含む空気を排出する仕組みになっているので、壁から離してやれば放熱には良いとも思うのですが、側面からはかなりの熱風が出てきてびっくりします。

空気がうまく流れないと排熱した空気をもう一つの機器が吸い込んで「熱風を吸い込む」ことにもなりかねません。

少し調べてみましたが、私が持っていたPS4の動作環境温度は5℃から35℃とされています。真夏には昼間の気温がすでに30℃を越えているので、ちょっとした発熱で動作環境温度を越えてしまいます。

パソコンもだいたい同じで5℃から35℃くらいを適正温度としているメーカーがほとんど。夏場はあまり余裕がない状態なのですね。

部品にもよるのですが、パソコンやPS4などのゲーム機を動かすためのCPUは40℃から80℃、記憶装置としてのハードディスクは30℃から50℃くらいで使用してほしい、と表記されているものが多いです。

最近のパソコンは熱対策がある程度なされていて、パソコン本体に問題が出るような高温になった場合、電源が自動的に落ちるようになっています。

しかし、私が愛用しているような古いパソコンはそういった設定がありませんので、高温になり続けるとCPUやグラフィックボード、HDDなどのパーツ自体が破損してしまうとのこと。大事なデータが入っていたりするのでそれだけは避けたいところ。

では、実際私が使用しているのノートパソコンがどのくらいの状況なのかをフリーウェアSpeccyで調べてみました。

CPUは結構高めで、外付けハードディスクも狭いところに押し込んであるので高めでした。夏の長期休みなどはフル稼働させるので、しっかり熱対策はさせたいところ。

熱対策として良いのは「冷やすこと」または「空気を通しやすくする」こと。壁際に置いたりしないことはもちろん、本体の周りを空気が流れるような仕組みにするのが一番だと考えました。

本体の下に風を通すための激安冷却グッズを見つけた

夏場は空気の循環を良くするためにエアコンをつけたり扇風機を回したりします。とりあえずは風を当ててやるのが熱対策の第一歩。これは普段モデムのところに使っているUSB電源で動くファンです。音も静かで排熱にもちょうどいいです。

しかしパソコンやゲーム機の下は密着しているので空気が通る隙間がありません。スペースを作れば空気が通るので熱を逃すのに良いだろうと商品をいろいろ見ていると…いいものを見つけました。木製すのこ、です!

これの小さいものがあれば風通しが良くなるので温度がさげられそうだと考えました。やはり!ありました小さなすのこ。

大きさがノートパソコンを載せても安心な45cm×30cmくらいのものもあります。

細い木材を組み合わせて作るすのこは、畳んで片付ける布団の通気をよくしたり、押入れの風通しをよくするために使われるもの。購入したのはそれの小型版です。

扇風機は夏によく使うのでPS4とノートパソコンの下にすのこを敷いてやり、風を当てれば十分な熱対策に使えるのではないかと考えました。

もちろん、専用ファンや通気口を掃除するためのエアダスターなどもあればいいのでしょうが、頻繁に電源が落ちたりするような不具合が起きなければこれでとりあえず様子をみてみることに。

本体+すのこは効果あり!

とりあえずPS4をすのこの上に載せてみるのと、モニターをすのこの上に。このテーブルの下にあるノートパソコンの下にもすのこをいれてみました。

見た目が風流?になったというのはさておき、もう一つ利点を見つけました。すのこの下は当然ながら隙間があいているので、そこにケーブルを通すことができるんですよ。

たとえば私が愛用しているHHKB(キーボード)は無線式ではなく有線式なのでUSBケーブルが邪魔になっていました。ところがケーブルをすのこの下に通してノートパソコンに接続するとケーブルが全然邪魔にならないんですよね。

モニターの下にはUSBのハブがあるんですが、これもケーブルをすのこの下に通すようにしてやったらすごく配線がきれい。これは便利でした。iPhoneやPS4コントローラーの充電ケーブルなどもこの下を通してやるとごちゃごちゃしないし、使わないときは丸めてすのこの下にすっと差し込んでおくとスマート。これは便利でした。

空冷すのこ効果でパソコンのCPU温度が下がった!

さて、実験の成果なのですが。

すのこに乗せただけでCPUの温度は5℃下がりました。HDDの温度は下がっていないのですが、これは気温が30℃近くあるのでしょうがない部分があるのと、外付けHDDは何も手を加えていないので、使用時間が増えた分温度が上がってしまっています。

アルミのテーブルはさらに効果があります!

木材は熱を伝えにくいのですが、金属は熱を伝えやすく、鉄よりもアルミニウムは3倍の熱伝導率を持っています。それを使っているのがアルミのフライパンですね。

パソコンやPS4から出た熱を効率よく空気中に放り出すにはアルミのすのこも効果的です。下駄を履かせるように持ち上げてやればさらに放熱効率がよくなります。

キャンプ用の足のついていないアルミスノコという製品も良さそうです。ぐらつかずしっかり設置してアルミが放熱してくれるはず。

アルミテーブルはいろいろなメーカーが出していますが優劣あまりありません。1500円ほどで購入できますよ!

アルミテーブルを購入、ノートパソコンに使ってみました

Amazonでアルミのすのこを買ってノートパソコンを載せてみました。

テーブルの上にこのテーブルを直接置くと足がアルミのため滑ってしまいます。机に接触する部分にビニールテープをはり(赤く見えている部分です)滑り止めにしています。高さが10cmほどあるので、その下の部分が空間となり、ヘッドフォンや予備マウスなどの収納場所にすることができました。これは結構便利でした。

ノートパソコンの左側中央(写真の奥の方)に見えているのが排熱する部分で、ここからかなり温かい空気が排出されてきます。ノートパソコンの下もけっこう温かいので、夏にはかなりの放熱が期待できます。

また、パソコンの内部で放熱を促すパーツとしてヒートシンク(放熱、熱伝導シート)を貼り付けるのもよいです。

表面に凹凸をつけることで空気と触れる面積を増やし、本体から熱を吸い上げて空気中に逃す作用があります。

発熱しやすいUSBハブや水槽のLEDライト、Kindleなどの電化製品の放熱に使ってる方もおられます。手軽に貼り付けるだけで放熱の効果がありますのでこういうのを使うのも良い方法です。