スクトップパソコンにアダプタを接続することでワイヤレス機器が接続できる!
最近は様々な機器にBluetooth接続できるものが増えました。ノートパソコンにスマートフォン、タブレットなどはすっかり標準でついています。
たとえばiPhone7からはイヤホンジャックがなくなり、Lightningにアダプタを入れて有線イヤホンを使うか、Bluetooth接続でワイヤレスイヤホンを接続する方法のどちらかになります。
私の場合は充電するときのことも考えてワイヤレスイヤホンを購入したのですが、音飛びもなくすごく快適、体にケーブルが絡むこともなくて非常に快適に音楽を聞くことが出来るようになりました。
ところが。
僕のメインコンピューター(Windows10のノートパソコン)は少し古いのでBluetoothが付いていなかったのです。デスクトップパソコンの多くもBluetoothがついていなかったりします。
イヤホンジャックがあるので有線イヤホンならすぐ使えるのですが、普段ワイヤレスイヤフォンやワイヤレスのヘッドフォンを使っていると有線のヘッドフォンを使う気がまったくおこらなくなります。
この記事は私が「Bluetoothが標準装備していないデスクトップパソコンや古いノートパソコンにBluetooth接続する方法、必要なアダプタ」を紹介する記事になります。
せっかくなので「Bluetoothってなんだ」というのも調べてみますのでご紹介しますね(目次からジャンプすることが出来ます)。
Bluetoothではなく「Wi-Fi」でインターネットやプリンターなどを接続したいという方にはこちらの記事が参考になります(私の別記事です)
デスクトップPCも無線LAN化!簡単にWi-Fi接続する方法
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また、Bluetoothアダプタを使って音楽を楽しみたいが音飛びが気になるというかたはこちらの記事におすすめ商品を載せてあります。約4000円とお値段は張りますが音飛びがなく音楽を楽しめるので絶対におすすめです。
パソコンでBluetoothイヤホンを使うと音飛びがひどいときオススメ「Creative BT-W2」USBアダプター
ブツブツ切れていた動画の音が途切れなくなりペアリングも簡単なUSBアダプタデスクトップパソコンを使って映画や動画、音楽を楽しんでいます。リビングで見ているので他の家族の迷惑にならないようにヘッドフォン...
Bluetoothとはどんなものなのか
好奇心旺盛な私が「Bluetoothとはなんなのか」を調べてみることにしました。
Bluetoothとは無線規格の一つで、近距離での情報通信を可能にするものです。1994年にエリクソン社が開発を始めたのを1998年にインテル、IBM、ノキア、東芝が参画してBluetooth SIGを作り「Bluetooth」という名前を付けてさらに開発を進めました。
1999年ごろから使い始められ、日本で普及し始めたのが2003年ごろ、開発がどんどん進められながらAppleなどの企業がさらに参加しバージョンも1から2、3と高機能高スピード化が進み今は5.0が最新のバージョンになっています。
音声や文字入力など速度をあまり問わないデータ送受信が得意で消費電力も少ない、Wi-Fiのように高速通信を求めるものではない機器との接続などにピッタリの無線規格です。
我が家のBluetooth接続している機器を紹介します
先程の説明の通り、パソコンやタブレット、スマートフォンと機器をつなぐのに便利です。たとえばこんな機器によく使われます。私が家で使っているものを紹介しましょう。
Bluetoothスピーカー
Anker SoundCore Sport (防水 Bluetooth スピーカー)
会社で仕事のときに使っているスピーカーがこれ。防水防塵でホコリや雨水でも大丈夫なのでバーベキューや海水浴などのアウトドアにピッタリ。私の場合はiPhoneに入れてある音楽をこのスピーカーに飛ばして聞いています。音質が、とかこだわりのない方はサイズも手頃です。
私が買ったのは旧モデルになってしまいましたので、現行モデルを紹介しました。
Bluetoothキーボード
エレコム Bluetoothミニキーボード TK-FBM093SBK
文字入力のしにくいタブレットやスマホにキーボードをBluetooth接続するのも便利です。とくにこのモデルは低価格で消音モデル。図書館などでも静かにタイピングすることができます。
Happy Hacking Keyboard Professional BT
高級キーボードとしてPFUのHappy Hacking Keyboardと東プレのRealforceが有名ですが、Happy Hacking KeyboardにはBluetoothモデルがあります。実際に使ってみましたがBluetoothの性能は悪くありません。ただ静音モデルを使用していたのでタイプ音が気になり手放してしまったのですが。
Mpow FOCUS ANC
これは右と左のイヤホンが接続されているタイプ、ジョギングなどで急に外れてしまい紛失、というのも防げるしアクティブノイズコントロール(ANC)がついていると屋外での風切り音などがほぼ消えるのでジョギングやウォーキングには本当におすすめ。
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マウス
Logicool ロジクール Bluetooth マウス M557
音声や文字入力以外にもBluetoothを使用することができます。ノートパソコンでUSBマウスの受信機(レシーバー)を使いたくない場合や混線が困る場合などによく使われます。
ワイヤレスヘッドフォン
Mpow H7
長時間耳にイヤホンを差し込んでいると痛くなります。耳全体をカバーするヘッドフォンタイプのほうが長時間の使用や低音が響くような映画鑑賞などにはおすすめです。2000円台でワイヤレスヘッドフォンを購入でき、さらに音質も非常に安定しています。
テザリングとはなにか
テザリングは機器ではありませんがここで紹介します。
インターネット通信機能を持たないノートパソコンやタブレットなどにiPhoneやAndroidなどのスマートフォンをモバイルルーター代わりに使うことでインターネット接続させることをテザリングといいます。テザリングするときに機器同士を接続するのにWi-Fiを使う方法(Wi-Fiテザリング)と、Bluetoothを使う方法(Bluetoothテザリング)があります(USBケーブルで繋ぐUSBテザリングもありますが)。
Wi-Fiテザリングは高速通信が可能なのですが消費電力が多かったりします。低速でよければBluetoothテザリングを使うことも出来ますし、ペアリング(あとで説明します)が必要な分セキュリティ上は良いというメリットも。
デスクトップパソコンでもBluetoothを使いたい、でも使えない人のために
さて、そろそろ話を戻しましょう。
そんな便利なBluetoothなのですが、デスクトップのパソコンには未搭載の場合があります。Windows10というOS自体ではBluetoothを使うためのプログラムは入っているのですが、パソコン本体にBluetoothを受信する機器が入っていないと使うことが出来ないのです。
そんな人のために「後付け」ができるこんな機器があります!Bluetoothアダプターです。
これをつけるとデスクトップパソコンに無線LANとBluetoothを接続することができます! とはいえ・・・私はパソコンの中身のことなんてさっぱりわかりません。これを買ってもつなげる自信がありませんし、どういう設定をしたら良いかもわからないのです。
これにもまた規格があって、USB2.0、3.0などがあり最近ではタイプCという天地対称の長丸いものが使われ始めています。
ここに受信機を差し込むだけでBluetooth接続ができるようになるアダプターが販売されているのでそれを使うのが一番簡単です。
【 Bluetoothアダプタ 】とか 【Bluetooth USBアダプタ】と呼ばれるものです。
1000円ほどのアダプタでBluetoothがデスクトップで使えるようになった
購入したのはエレコムのBluetooth USBアダプタ LBT-UAN05C2 というもの。Amazonで1000円くらいでした。
実物がこちら。これをUSB端子のところに差し込むので、実際はパソコン本体から黒い部分だけが飛び出る程度です。使用中は黒い部分に仕込まれている青いLEDが点滅します。
Bluetoothアダプタの使い方 インストール+接続
使用方法はすごく簡単です。
Bluetoothアダプタを差し込んだあと、Windowsに標準装備されているBluetoothドライバを立ち上げて設定するだけです。
よくBluetoothアダプタを購入すると「専用ソフトをインストールしてください」などと勧められたりするのですが、Windowsなら標準でドライバがありますし安定しています。
私も最初はELECOMの推奨するbluesoleilなるソフトをインストールして使っていたのですが不安定で困っていましたが、アンインストールして標準ドライバを使ったらピタッと安定した経緯があります。
ただ、これだけですべてのBluetooth機器が使えるわけではなく、使いたい機器をパソコンに認識させる「ペアリング」という作業が必要になります。
Bluetoothアダプタの使い方 ペアリング
ペアリングの方法は使用する機器などで一部やり方が違う場合があるかもしれませんが、Windowsパソコンの場合こういう順番で行われます。
- パソコン側のBluetoothをペアリングモードにする(パソコンがペアリングできる機器がないか探し始めます)
- ペアリングする機器(イヤホンやキーボードなど)の電源を入れペアリングモードにします(ここにペアリングしたい機器がありますよ!と発信)
- 双方が双方を認識したら接続されます
認証キー(数字)などを打ち込んでセキュリティ対策をする場合などもあります
ペアリングされた機器が(エレコムのキーボード、X9というイヤホン)表示されています。
ペアリングしたい機器がアダプタと通信することでパソコンにBluetooth機能をもたせるわけです。寝転んで動画を見るときなどに非常に便利ですし、手放せなくなります。
おすすめBluetoothアダプタご紹介
実はこのエレコムのBluetoothアダプタを買う前、安いものでもいいだろうと200円くらいのものを買ってみたのですが、到着は遅いしUSBの先端が曲がっていてあやうくPC側の端子を壊してしまうところでした。
高いものでも1000円程度で買うことが出来るので、安心できるメーカーのものを買うことをオススメします。
エレコム Bluetooth USBアダプタ 超小型 Ver4.0 EDR/LE対応(省電力) Class2 Windows10対応 LBT-UAN05C2
I-O DATA Bluetoothアダプター Class 2対応 4.0+EDR/LE対応 USBアダプター USB-BT40LE
サンワサプライ Bluetooth 4.0 USBアダプタ(class2)
このあたりの商品をオススメします。キーボードやマウスなどを発売しているブランドですので、それらに合わせたアダプタを使うほうが安心して使用することができます。不具合があったときなども同メーカーの商品同士だと質問しやすいので。
まとめ
デスクトップパソコンにBluetooth接続できるようにするBluetoothアダプタを紹介しました。
イヤホンやマウスなど省電力で使うことが出来るBluetoothを是非活用して快適なパソコン生活を。参考にしていただけると嬉しいです。