デスクトップパソコンにもワイヤレス機器が接続できる!
今は様々な機器にBluetoothで接続できるようになりました。ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどは標準でついています。
たとえばiPhoneからはイヤホンジャックがなくなり、アダプタを入れて有線イヤホンを使うか、Bluetooth接続でワイヤレスイヤホンを接続する方法になります。
私の場合は充電時間のことも考えてワイヤレスイヤホンを購入したのですが、体にケーブルが絡まず音飛びもしないのでジョギングでも快適に音楽を聞くことが出来るようになりました。
ところが。
自宅で使っているWindowsパソコンは少し古いのでBluetooth受信機器が付いていなかったのです。販売されているデスクトップパソコンの多くもBluetoothがついていなかったりします。
イヤホンジャックがあるので有線イヤホンならすぐ使えるのですが、普段ワイヤレスのイヤホンやヘッドフォンを使っていると有線になると途端に邪魔に感じられます。
この記事は私が「Bluetoothが標準装備していないデスクトップパソコンや古いノートパソコンにBluetooth接続する方法、必要なアダプタ」を紹介する記事になります。
せっかくなので「Bluetoothってなんだ」というのも調べてみますのでご紹介しますね(目次からジャンプすることが出来ます)。
Bluetoothではなく「Wi-Fi」でインターネットやプリンターなどを接続したいという方にはこちらの記事が参考になります(私の別記事です)
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また、Bluetoothアダプタを使って音楽を楽しみたいが音飛びが気になるというかたはこちらの記事におすすめ商品を載せてあります。約4000円とお値段は張りますが音飛びがなく音楽を楽しめるので絶対におすすめです。
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Bluetoothとはどんなものなのか、どんな歴史があるのか
では「Bluetoothとはなんなのか」を調べてみることにしました。
Bluetoothとは無線規格の一つで、近距離での情報通信を可能にするものです。1994年にエリクソン社が開発を始めたのを1998年にインテル、IBM、ノキア、東芝が参画してBluetooth SIGを作り「Bluetooth」という名前を付けてさらに開発を進めました。
1999年ごろから使い始められ、日本で普及し始めたのが2003年ごろ、開発がどんどん進められながらAppleなどの企業がさらに参加しバージョンも1から2、3と高機能高スピード化が進み今は5.4が最新のバージョンになっています。
音声や文字入力など速度をあまり問わないデータ送受信が得意で消費電力も少ない、Wi-Fiのように高速通信を求めるものではない機器との接続などにピッタリの無線規格です。
最近のノートパソコンにはほぼBluetoothの受信できるための機器が搭載されているのですが、デスクトップパソコンや一部のノートパソコンにはまだ搭載されていないものがあります。それをどうにかしたい、というのがこの記事の目的です。
デスクトップパソコンでもBluetoothを使いたい、でも使えない人のために
とても便利なBluetoothなのですが、Windows10というOS自体にBluetoothを使うためのプログラムは入っているのですが、パソコン本体にBluetoothを受信する機器が入っていないと使うことが出来ないのです。
そんな人のために「後付け」ができるこんな機器があります!Bluetoothアダプターです。
これをUSBポートに差し込むだけでBluetooth接続ができるようになるアダプターを使うのが一番簡単です。
【 Bluetoothアダプタ 】とか 【Bluetooth USBアダプタ】と呼ばれるものです。
1000円ほどのアダプタでBluetoothがデスクトップで使えるようになった
購入したのはエレコムのBluetooth USBアダプタ LBT-UAN05C2 というもの。Amazonで1000円くらいでした。
実物がこちら。これをUSB端子のところに差し込むので、実際はパソコン本体から黒い部分だけが飛び出る程度です。使用中は黒い部分に仕込まれている青いLEDが点滅します。
Bluetoothアダプタの使い方 インストール+接続
使用方法はすごく簡単です。
Windows搭載のパソコンならBluetoothアダプタを差し込んだあと、Windowsが勝手に設定してくれます。
よくBluetoothアダプタを購入すると「専用ソフトをインストールしてください」などと勧められたりするのですが、Windowsなら標準でドライバがあるし、そちらのほうが安定していました。
私も最初はELECOMの推奨するbluesoleilなるソフトをインストールして使っていたのですが不安定で困っていましたが、アンインストールして標準ドライバを使ったらピタッと安定した経緯があります。
ただ、これだけですべてのBluetooth機器が使えるわけではなく、使いたい機器をパソコンに認識させる「ペアリング」という作業が必要になります。
Bluetoothアダプタの使い方 ペアリング
ペアリングの方法は使用する機器などで一部やり方が違う場合があるかもしれませんが、Windowsパソコンの場合こういう順番で行われます。
- パソコン側のBluetoothをペアリングモードにする(パソコンがペアリングできる機器がないか探し始めます)
- ペアリングする機器(イヤホンやキーボードなど)の電源を入れペアリングモードにします(ここにペアリングしたい機器がありますよ!と発信)
- 双方が双方を認識したら接続されます
認証キー(数字)などを打ち込んでセキュリティ対策をする場合などもあります
ペアリングされた機器が(エレコムのキーボード、aftershokzのイヤホンなど)表示されています。
ペアリングしたい機器がアダプタと通信することでパソコンにBluetooth機能をもたせるわけです。寝転んで動画を見るときなどに非常に便利ですし、手放せなくなります。
おすすめBluetoothアダプタご紹介
実はこのエレコムのBluetoothアダプタを買う前、安いものでもいいだろうと200円くらいのものを買ってみたのですが、到着は遅いしUSBの先端が曲がっていてあやうくPC側の端子を壊してしまうところでした。
高いものでも日本製で1000円程度で買うことが出来るので、安心できるメーカーのものを買うことをオススメします。
TP-Link Bluetooth USB Bluetooth 5.0 対応
バッファロー USB Bluetooth 5.0対応 アダプター BSBT5D205BK
このあたりの商品をオススメします。キーボードやマウスなどを発売しているブランドですので、それらに合わせたアダプタを使うほうが安心して使用することができます。不具合があったときなども同メーカーの商品同士だと質問しやすいので。
おすすめワイヤレスイヤホン
ここではオススメのワイヤレスイヤホンをいくつか紹介します。
Shockzの骨伝導イヤホン
骨伝導イヤホン、ってご存知ですか?まさに名前の通り、耳の上にある骨を振動させることで音を伝えるイヤホンのことです。そのため耳の穴にイヤホンを入れる必要がなく、耳の上にかけるだけ。
環境音やテレビの音なども普通に聞こえる不思議な感覚。私は自転車に乗っているときに音声ナビをこれを使って聞いています。
グレードがいくつかありますが、自宅で使うならエントリーモデルでも十分です。
ADV 500(エーディーブイ チンクエチェント)
ADVなんてブランド知らないや、という方もおられると思いますが、大正7年創業の宮地楽器という楽器屋さんの展開する音響ブランドで、この500は世界最小のワイヤレスイヤホンとして知られています。
耳の穴におさまってしまうほど小さく、軽いので耳の負担にもなりません。
Anker Soundcore Life P2 Mini
モバイルバッテリーで有名なAnkerはイヤホンでも評判がよく、Ankerのオーディオブランド「サウンドコア」は2万円未満のノイズキャンセリングつきワイヤレスイヤホンではシェア1位だったりします。
最大32時間の長時間再生、通常モード以外にも低音モードやボーカルモードなど3種類の音から選ぶこともできます。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM5
圧倒的なノイズキャンセリング性能と小型軽量の設計、高性能マイク通話品質で8時間もつバッテリーとまさにソニーの最高峰イヤホン。
お値段もそれなりにするのですが低音から高音までのバランスが良く音楽を楽しみたい方には本当におすすめしたいイヤホンです。
ただしこれらの音を最大限に活かしたいときは上記のアダプタより高品位のトランスミッターを使うほうが良いです。是非チェックしてみたください。
最後に
デスクトップパソコンにBluetooth接続できるようにするBluetoothアダプタを紹介しました。
イヤホンやマウスなど省電力で使うことが出来るBluetoothを是非活用して快適なパソコン生活を。参考にしていただけると嬉しいです。
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