ハッカ油の仕組みを活かして快適に過ごす!使い方いろいろ
春が終わり夏に近づくとジメジメした梅雨、そして暑い夏がやってきます。
梅雨の時期はもちろんのこと、日本の夏は湿度が高く蒸し暑いところが多いので世界の中でも過ごしにくさは熱帯ジャングルにも似ていますね。
しかしエアコンで部屋を冷やしすぎてしまうと、その場は快適でも屋外に出たりした途端に体調を崩しがち。もともと人間には暑さや寒さを自分で体内調整するような仕組みがあるわけです。
例えばそれは「汗をかく」であったり「鳥肌」であったり。汗を出すことで気化熱を奪い体温を下げたり、皮膚表面を硬化させて毛を立てることで体表面の温かい空気を逃さなくする自然に身についている防衛本能のこと。
それらをもちろん活かしながら、夏を快適に過ごしましょう。そしてそれに是非おすすめしたいのが「ハッカ油」。
スースーするメンソール効果があるハッカは夏に使うと清涼効果がアップしますし殺菌などの効果もあります。今回はそんなハッカ油の効果などもまとめつつ、おすすめの使用方法なども紹介していきます。
ハッカ油の面白い効果「勘違いして寒く感じる」
以前面白いことに気が付き記事にしました。
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これは私の記事なので面白い部分を抜き出して引用してみましょう。ハッカ油などのメントール成分で体が「ひんやりする」と感じる仕組みです。
メントールでひんやりと感じる仕組み
- ハッカ油=メントール成分を皮膚に付着させる
- メントール成分がタンパク質「TRPM8」(トリップエムエイト)を活性化させる
- TRPM8は脳に「皮膚が冷たいよ」と神経を通じて信号を送る
- 脳が冷たさを感じる=清涼感を得る
当然なのですが、メントール自体が「冷たい」わけではないのです。
メントール成分には「皮膚が冷たいよ」と神経伝達してくれるのです。実際は全然冷えていないのに。そしてそれが脳に届くと「ああその部分がヒンヤリ冷たいな」と感じることになります。
そう、完全に間違った感覚を脳に送っているのです。しかしメントールのすごいところは「錯覚では終わらない」ところ。さっきも書きましたが人間は暑いと汗をかくのです。冷たくなったと感じて汗を止められてしまうと体温調整ができなくなってしまいます。
ところが!メントール成分は冷たいと錯覚を起こすのですが、汗をかいたり血流を抑えるような「寒い時特有の体の動作」は起こさないのだそうです。汗も出ますし鳥肌も立たないのです。ただ脳だけが涼しい~気持ちいいと感じるとのこと。
そう、メントールの効果は涼しいと感じることだけで体にダメージは与えない、ということです。詳しくは先ほど紹介した記事にまとめてありますのでご覧ください。
市販のハッカ油は濃すぎて危険?!
私が買って一番気に入ったのは北見のハッカ油。ドラッグストアではちょっと売っていなかったりもします。
お、今見たらシャツにスプレーするものもありますね。コレは超チェック。
食品添加用のハッカ油はドラッグストアにも置いてあったりします。最初はこっちを買っていました。少しづつ出るのは便利。
このハッカ油はハッカを水蒸気蒸留してできたもので濃度が非常に濃いのです。間違っても舐めてはいけません(舐めたら大変なことになりました)
手に直接つけると炎症を起こすこともありますし、目に入ったら激痛に襲われます。さらにハッカは発火しやすい成分なので火気厳禁です(ダジャレすみません)。
用途などに応じて薄めて使いましょう。水に薄めてスプレーボトルに入れてゴキブリ対策に使ったり、エタノール若干量と水を足して虫除けスプレーとして体に塗っている方もおられますね。
初めて買う方もおられるかもしれませんが「薄めて使う」は絶対に覚えておいてください!
私的「ハッカ油」の使い方いろいろ
「ハッカ油 使い方」などで調べるといろいろ出てくるのでそっちはまぁおまかせします(笑)私は私なりの「はっか油」の使い方をご紹介しておきます。
トニックシャンプーに足して清涼感アップ!
私が夏に愛用するシャンプー、サンスターのトニックシャンプー。メントール配合で頭すっきりヒンヤリでおすすめ、女性にも愛用者がいるとかいないとか(髪の毛バシバシになるんやけどな・・・)リンスインなどもありますね。
もともとこれにメントール成分は配合されているのですが、これにプラスしてハッカ油を数滴いれます。数滴で効果がわかります!
はっか油の成分がシャンプー後にも頭皮や髪に残るので、スースーヒンヤリ気持ち良いです。使用前にちょっとシャンプーを振って使ってくださいね。
湯船に数滴垂らす、という方もおられますが家族にハッカの匂いなどが苦手な人がいるとお風呂に入るのを最後にするか、湯船に入れずスプレーボトルに水とハッカ油を3滴ほど入れたものを湯上がり前にシュシュと吹き付けてからタオルで体を拭くのでも効果ありです。
清涼感の他にハッカ油に含まれるメントールには殺菌効果、アロマ効果、矯臭効果などがありますね。
他にも入浴時に清涼感をゲットするには私のこんな記事もおすすめ(宣伝です笑)
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シーブリーズに数滴入れて清涼感と殺菌効果をアップ
これはもう何年も前からやっているのですが、夏の定番アイテムです。
シーブリーズにはっか油を数滴入れて「スーパースースーシーブリーズ」を自作してしまうもの。
今はこういったトリガーボトル(スプレーボトル)つきのものがあるのですが、これが非常に便利です。ぜひ買っておきましょう。
使い方は非常に簡単、トリガーボトルにハッカ油を数滴いれたものを首筋や腕などの汗をかいた部分に吹き付け、塗り拡げてから汗と一緒に拭き取ってしまいます。残るのは清涼感とさまざまな効能成分。
最近は夏に着るシャツなどで清涼素材としてポリエステルのものが多かったりしますが、これらは汗を発散させる効果はありますが、汗に含まれているカリウムなどの成分自体を飛ばすわけではないのです。
結果、皮膚に汗の成分が濃い状態で残ってしまいます。汗かぶれなどの原因になることも。昔は綿シャツなどが汗の水分と一緒にそういった成分も吸い取ってしまったのですが最新ヒンヤリ素材シャツの弊害のようなものですね。
シーブリーズや濡れタオルなどで汗をしっかり拭き取るほうが皮膚に弱い方には大事になります。あせもに悩んでいる方はぜひ!
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水で薄めてスプレー、カメムシや蟻よけに
私はマンション住まいでそこそこの高層にいるのに、なぜかいるのです蟻が。
もしかするとお隣さんなどのプランターなどに入ったまま上がってきたのかもしれませんが、一匹二匹の量ではないのです。
ベランダをウロウロしていてベランダに置いているジュースの空き缶などのところでお食事を取られていたりします。こんなところまで出てきて家に帰るのは大変やろなと感心したりもするのですが、見過ごすのもよくありません。
洗濯物についたままうっかり着てしまい噛まれるとびっくりするほど腫れ上がりますし痛みとかゆみがかなり続きます。ムヒなどの虫刺されでは全然治らず、フルコート(キツイかゆみ止め)を使うことになったことも。
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かといってベランダに殺虫効果の高そうな薬をあまりばらまくのはあまり好きではありません。ベランダでは本を読んだり洗濯物を干したりするので体に付着したりしても嫌なのです。
そこで使うのがハッカ油+水のスプレー。これなら体に毒性はありませんので安心して使えます。
使い方は簡単で、100円均一に売っているようなスプレーボトルに水とはっか油を数滴いれたものをよく振ってからスプレーするだけ。空き缶置き場や排水口部分(そこからどうも来ているような気がして)、雨水が通る溝などにシュシュとスプレーするだけ。
雨の日にやると流れてしまうので晴れた日にしっとりするくらい吹き付けておきます。ハッカは油分が強いので床などにしっかり張り付いてくれるのか、一度スプレーすると長い間アリが来なくなるようです。
同じように網戸やカーテン、サッシのレールなどのところにも吹き付けたりします。カーテンは妙にホコリ臭い(うちだけ?)ときがあったりしますので矯臭効果も期待できるのでおすすめです!
はっか油の使い方はいろいろ、ぜひ試してみてください
他にも様々な使い方のできるハッカ油。ぜひいろいろ試してみてください。必ず薄めて使うこと、火気での取扱には要注意です。
頭痛の方はこめかみに塗ったり神経的な作用にも使えるし、ミントティーなど気分を落ち着かせる効果もありますね。などと書いていくときりが無いのでこのあたりで。
では良いはっか油ライフをお送りください!
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