実は4方向しかなく、西暦の末尾でわかってしまう
いつの間にやら定着した恵方巻のお話です。
節分になるとスーパーやコンビニに巻き寿司が大量に積み上げられ、「恵方巻」と書かれています。そしてお決まりの「今年の恵方は◯◯◯」と方角がかいてあるもの。
元々は大阪にあった風習を小僧寿しチェーンの目にとまり、節分に巻きずしを食べようとPRしたものだそうです。
小僧寿しが「縁起巻」(えんぎまき)と名付けて売り出したところ爆発的にヒットしたので商標登録した関係で他のお店がその名前を使えず、「恵方巻」と名前を変えて今に至るようです。
この記事でも「恵方巻」で名前は統一しておきましょう。
恵方巻きの食べ方とは
さも昔からあるような恵方巻きの食べ方を念のためまとめておきましょう。
恵方巻の食べ方
- 太巻きを切らずそのまま食べる(縁を切らない)
- その年の福の神様(歳徳神)がいる方向を向いて食べる
- 食べながらしゃべってしまうと福が逃げるので黙ったまま食べる
- 恵方巻から口を離さず食べる(福が逃げる)
恵方巻自体はかなり昔からあり、お座敷遊びの席で芸子さんに太巻きをほおばらせて楽しむ、なんてセクハラに近い?ようなこともあったようなのでいろんなこじつけから出来上がってる風習ですね。
それでも言われた通り黙々と食べるのは真面目な日本人そのものって感じがします。
恵方の決め方は?
そして歳徳神のいる方向に向かって食べるという決まり事なのですが、そもそもこの方角ってどういう決まりがあるのでしょうか。
中国にあった年の十進法の表し方(十干=じっかん)と方角を照らし合わせて決められます。きのえ、とかきのと、とかのことです。日本には馴染みがないのでこれを西暦に直すとこんな感じ、西暦の末尾の数字で方角がわかります。
西暦と恵方の方角
- 0と5 西南西
- 1と3と6と8 南南東
- 2と7 北北西
- 4と9 東北東
2023年は南南東、2024年は東北東、そして2025年は西南西になります。
もっと複雑な決まり事があるのかと思ったら方角は4つしかなく、西暦で方角がわかってしまうものだったとは。
この組み合わせを覚えていられそうにもないので、結局また調べることになりますね。もしよければこの記事を保管しておいて下さい(笑)
恵方巻きのいろいろ、楽天のお店もいろんな恵方巻きを発売していますね。ついでにチェックしてみてください!
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